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12話 ページ15

「すまないな、すぐに帰るか?」


「はい、母上にご挨拶を済ませてから帰ります」


「そうか」


「馬車を使ってもよろしいですか?」


「悪いが、琴音(ことね)が使っていてないんだ、徒歩になるんだが......」


「承知しました、日没までには屋敷に着くでしょう」


「そうか、本当に悪いな」


「いえ」

私は母上の部屋に入った


「母上、Aです」


「A、久しぶりね」


「はい、ご無沙汰しております」


「もう、家の中では敬語を外してっていつも言ってるのに.....」


「すいません、慣れなくて.....」


「なら、母の前では外してくれる?」


「わかり.....わかった」


「ふふ、ありがとう」

やっぱり母上の前だとペースが乱れちゃうな

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設定タグ:貴族 , 平安、明治 , 女主   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/  
作成日時:2020年1月2日 2時

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