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兄夫婦の馴れ初め 5 ページ25
「あ」
大学に入学してから約一月経った時
廊下でたまたま彼のことを見つけたの
「由愛ちゃん、如月くんと知り合いなの?!」
「えっと、高校が一緒だっただけだよ」
「いいな!!連絡先とか持ってないの?」
「彼、あんまり人に連絡先とか教えないタイプだったからたぶん誰も知らないと思うよ」
「そっか〜」
ただ廊下を歩いているだけなのに
凄く、かっこよくて
「はぁ」
諦めようとしていた恋心が再熱してしまった
「あれ、たしか米原」
「え、覚えてたの」
彼とすれ違ったとき、そう言われた
「なぁ、この後空いてる?」
「あ、はい」
「それじゃ、ここに連絡して」
「え、あの!」
何か言おうとしたらもう秋斗くんは歩いていってしまっていたの
今思えばここが私と彼を結ぶ瞬間だったわ
なんで連絡先を渡したのかは今でも分からないけどね
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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時:2019年12月21日 0時