兄夫婦の馴れ初め 3 ページ23
「ちょっといい」
「は、はい」
当時の秋斗くんは今より性格が少し尖っていた
話した時は“冷たい”ってイメージを持ったかな
「なあ、これお前の?」
「え?」
彼の手の中には小さなお守りが入っていた
「あ!」
そのお守りは私が小さい頃から大事にしていた物だった
随分見つからなくてもう諦めようとしていた時だった
「私のです!ありがとう!!」
「そうか」
彼はそれだけ言うとお守りを私に渡し、帰ろうとした
「ま、待って!」
「なんだ」
「お礼、お礼をしたいです!」
「お礼なんていらねぇ」
「でも.....」
「なら、妹の相手してくれ」
「え、妹さん?」
噂は本当だったんだ
「あぁ、あんたたしか勉強好きだろ」
「ま、まあ....」
普通の人よりは好きだと思う
「アイツちょっと勉強が駄目でな、教えてやってくれ」
「わ、わかった!」
その日の放課後、私は彼の家に行くことになった
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すいませんが本編と少し内容が異なることがあります
作者自身もちょーっとごちゃごちゃっとしているので・・・・
少しの時間設定の違いは見逃してください〜!
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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時:2019年12月21日 0時