捜索72日目 ページ26
「お、その話詳しく聞きたいな」
「ちょ、お兄ちゃん!」
「あらあら」
「Aの話なら俺も聞く!!」
優斗まで話に乗ってきた
「はいはい、もう遅いし優斗と空斗は連れて帰るわ」
「えーー!」
「Aの話は気になるが俺も実家に泊まって二人のこと見るよ」
「あら、なら一緒に帰りましょう」
「ばいばい!A!」
「うん、またね」
私は皆に手を振った
「一気に静かになったわね」
「そうですね」
私はパイプ椅子を持ってきて座った
もちろん、成瀬は隣に
「由愛さん、体調どうですか?」
「もう大丈夫よ」
「よかったです」
明日退院できるそうだから安心した
「そうだ」
「?」
私は鞄の中からある物を取り出した
「あら」
「四人で行ってください、お兄ちゃんも由愛さんも息抜きできるような場所を選びました」
「ごめんね、気を使わせちゃって」
「いえ、元はと言えば私のせいで.....」
「Aちゃん、もう気にしないで」
「でも.....」
「お姉さんもこう言ってくれてんだ、少しずつ忘れたらどうだ?」
「蓮くんの言う通りよ、すぐにとは言わないわ、少しずつ一緒に忘れていきましょう?」
「はい....」
「そろそろ帰らないとね、Aちゃんも蓮くんも今日はありがとう」
「はい、また来ます」
「はい、お姉さんもお大事に」
私達は病院を出た
「如月」
「何?」
「ちょっとさ、居酒屋行かねぇか?」
「いいよ」
近場にある居酒屋に入った
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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時:2019年10月8日 18時