束縛と秘密 ページ15
*Aside*
お化け屋敷ロケの後、康二とホテルの部屋に戻る。
A:はぁ、疲れた…
ため息を吐きながらベッドに座り込んだ瞬間、
一気に視界が反転して、いつの間にか
康二に押し倒されていた。
A:康二…！？
康二:ごめん、A。俺にはこうする以外わからんかってん。
康二が唇を落とす。
それが触れる度に熱くなる身体。
A:康二…！
ラウちゃんとか来たらどうするの？！
康二:鍵、閉めてるから大丈夫。
そういう康二の目は鋭くて、見つめられると動けなくなる。
普段の温厚な眼差しからは考えられないものだった。
A:っ、声我慢できないからやめて…
康二:…ほんまにずるい。
きつく抱きしめられた後、首筋に吸い付く唇。
A:痛っ…
康二:今日はこれで我慢する。やから許して？
康二がつけた痕にそっと触れるとじんわり熱い。
ベッドから起き上がり、
冷静になった私たちの間に広がる沈黙。
康二:…ちょっとお酒買いに行ってくる。
そう言って、帰ってきた康二は、
缶ビールやら缶チューハイやらを机に並べた。
A:これ全部飲むの？！
私が一切お酒を飲めないのを康二ももちろん知ってる。
だから、私のお酒を買ってくるようなことはしない。
康二:お酒に頼らなうまく言えへんから…
缶ビールがプシュッと次々開けられ、飲み干されていく。
A:飲みすぎないでね…？
しばらくするとアルコールが回ったのか、
康二の目がとろけはじめた。
『ずっと一緒にいてな〜？』
『好き、ほんまに。』
『ちゅーしよ。』
『俺以外見たらあかんで。』
A:どうしちゃったの？康二。
甘えてくる康二の頭を撫でながら問いかけてみる。
康二:なぁ、早く付き合ってるって言おうや。
俺演技下手やねんって。
やっぱりそうだよね。
最近匂わせ多いし、スキンシップもやたら激しいし。
康二を不安にしてる罪悪感感じてるよ。
でもね、絶対言えない。
だからはぐらかすしかない。
A:……知ってる。
康二:そんなに俺と付き合ってること知られるん嫌？
もう俺、我慢できひんもん…
そんな悲しそうな顔しないで。
康二はひとつも悪くない。
でも、お兄ちゃんたちに知られたら…
きっとただでは済まなくなるから。
だからわざと冷たくあたったりして、
適度な距離を保っていないとって。
大好きな康二に私ができることはこれしかない。
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mico(プロフ) - 恋唯さん» リクエストありがとうございます！必ず書かせていただきます！(*^^*)しばしお時間頂くかもしれませんが、お楽しみに♪ (2020年3月13日 17時) (
レス) id: 170ca9dd71 (このIDを非表示/違反報告)
恋唯(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています！YouTubeの卒業旅行編でお話書いて欲しいですお泊まりですし妄想が止まりません！終始楽しそう、、、 (2020年3月13日 17時) (レス) id: 6efb8e1a91 (このIDを非表示/違反報告)
mico(プロフ) - まゆちさん» 嬉しいコメントありがとうございます！大変励みになります！これからも楽しんでもらえる作品作りを頑張ります！(*^^*) (2020年3月3日 12時) (レス) id: 170ca9dd71 (このIDを非表示/違反報告)
まゆち(プロフ) - ほんと楽しいです！これからも更新楽しみにしています！ (2020年3月3日 7時) (レス) id: 5f1313191b (このIDを非表示/違反報告)
mico(プロフ) - もももさん» コメントありがとうございます！なるべくハイペースで更新できるように頑張りますのでこれからも楽しんでください♪ (2020年2月29日 20時) (レス) id: 170ca9dd71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mico
| 作成日時：2020年2月27日 21時
