神子柴君と推理 ページ25
神子柴龍巳は見飽きる程資料を読み尽くし飽きて机に突っ伏した。
…面倒だ、とにかく。
殺されたのが敬愛する部長なので怖くて操作も進まない。
…どうしたものか、と考えた神子柴は廊下をブラブラと歩いていた。
あの後すぐにステージでの出し物は止めさせられ、クラスの出し物も全て強制終了。
神子柴達生徒は帰宅を余儀無くされた。
「おっ！龍巳ー！！」
「ちょっ、アスト！」
名前を呼ばれた方を見ると何やら揉めていた。
神子柴が其処に行くとウエイターの格好をした狐井がパッと笑った。
「クラスの出し物って営業再開したの？」
「そう！三年生が校長と話つけてくれたみたいで、緋夜！お客さん案内して。」
「…いらっしやいませ。」
「…どーも。」
「帰れ！！」
皇がそう叫んだのには訳があった。
黒を基調とした白のフリルが揺れるメイド服に身を包んでいたからだ。
神子柴は思った。
(メイド服じゃなくて良かった…)
切実にそう思った。
「操作は？捗ってる？」
「犯人は分かった、あとは証拠。明菜見なかった？」
「明菜ちゃん？明菜ちゃんならいつもの所にいると思うよ。」
「ありがと。」
神子柴は行こうとしたが立ち止まった。
項垂れる皇とニコニコと笑う狐井が神子柴を見る。
クルリと振り返り神子柴は言った。
「アスト、似合ってんぞ。」
「ありがと！」
「皇、」
「…んだよ。」
神子柴は皮肉たっぷりに言い放った。
「そのメイド服、似合ってんな。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
龍巳@キチガイ - 睡眠酸素さん» じゃあ次のキャラデザ要求いつかしますんで！待っててね！！それまでにお仕事見つけてね！！！！！！ (2017年1月10日 21時) (
レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠酸素 - oh…イメージ通り過ぎて逆に怖いっていうかすげぇええええ！！！素敵ｳﾜｱｱｱｱめっちゃ楽しみってか次の小説も出たい！ (2017年1月9日 22時) (レス) id: 397257de9d (このIDを非表示/違反報告)
龍巳＠キチガイ - 【 】nanashiさん» は？何言ってんすか名無しさん文才まじください (2016年12月18日 19時) (レス) id: 7edea2d573 (このIDを非表示/違反報告)
【 】nanashi(プロフ) - 龍巳@キチガイさん» やばい、自分がこの中にいる！津原から聞いてるけどまさかこれ程とは、文才ください。 (2016年12月16日 16時) (レス) id: 1572cb3dd0 (このIDを非表示/違反報告)
龍巳@キチガイ - みるくらいす(紅茶10%)さん» 絵描いてー (2016年12月15日 20時) (レス) id: 7edea2d573 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：龍巳@キチガイ | 作者ホームページ：ホームページの追加は禁じます。
作成日時：2016年11月18日 19時
