神子柴君と重い話 ページ24
皇慧海はゲーム部の部室に向かっていた。
勿論可愛い可愛い従姉妹に会うためではない。
神子柴晶の実の弟神子柴龍巳に会いに行くのだ。
晶から10年会っていないと聞いた時呆れはしたが慧海自身、神子柴とは5年会っていない。
中学時代会ったには会ったのだが慧海は其れが神子柴龍巳本人だとは気付いていなかった。
「龍巳君。」
「エミたん、久し振り。」
変わり果てた其の姿に慧海は苦い顔をする。
昔の神子柴龍巳はもっと違っていた。
眼鏡などしていなかったし、今みたいに笑わない。
…本当に本人かと疑うくらい、神子柴は変貌を遂げていた。
「何かあったの？」
「何かって？」
「眼鏡。其れより、君笑えたんだ。」
だいぶ失礼な事を言ったが神子柴は何も言わない。
昔だったら突っかかって来たのに、と慧海は少し寂しそうな顔をする。
『笑ってる？どこがだよ死ね。』
(あんなに口悪かったのに。)
嬉しい様な悲しい様な顔をしたがすぐにいつもの微笑に切り替わる。
「晶、来てたよ。」
「…だろうな。」
神子柴はあまり驚かない。
手紙で予告も来てたし心の準備も出来ているのだろう。
「龍巳君、君は…」
「分かってるよ、分かってる。だいぶ前に分かったんだよ、姉貴が俺貶めて笑ってんの。」
これには慧海も驚いた。
…知ってて立ち向かっているのか、この青年は。
成長した事に嬉しさを感じついほころぶ。
神子柴が嫌そうな顔をしたのですぐに表情を変える。
「実の弟貶めて高みの見物か…楽しそうだな、姉貴。」
「君らって本当によく似てるよね、本当に。」
「どこがだバーカ、似てねぇよ。あんなクソ姉貴と…」
神子柴は言いかけて止めた、慧海が泣きそうな顔をしていたからだ。
(こいつは事情知ってるもんなぁ…)
神子柴は慧海の肩を叩いて部室を出た。
もう一度殺人現場を見に、
一人残された慧海は皇を探した。
「慧海君？」
「あ、緋夜…！」
見付けたは良いが何を言おうとしていたのか忘れた慧海は何故自分がここに居るのか、
其の事について言い訳を考えていた。
…が、思い付かず誤魔化した。
「珈琲、飲みに行かない？」
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龍巳@キチガイ - 睡眠酸素さん» じゃあ次のキャラデザ要求いつかしますんで！待っててね！！それまでにお仕事見つけてね！！！！！！ (2017年1月10日 21時) (
レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠酸素 - oh…イメージ通り過ぎて逆に怖いっていうかすげぇええええ！！！素敵ｳﾜｱｱｱｱめっちゃ楽しみってか次の小説も出たい！ (2017年1月9日 22時) (レス) id: 397257de9d (このIDを非表示/違反報告)
龍巳＠キチガイ - 【 】nanashiさん» は？何言ってんすか名無しさん文才まじください (2016年12月18日 19時) (レス) id: 7edea2d573 (このIDを非表示/違反報告)
【 】nanashi(プロフ) - 龍巳@キチガイさん» やばい、自分がこの中にいる！津原から聞いてるけどまさかこれ程とは、文才ください。 (2016年12月16日 16時) (レス) id: 1572cb3dd0 (このIDを非表示/違反報告)
龍巳@キチガイ - みるくらいす(紅茶10%)さん» 絵描いてー (2016年12月15日 20時) (レス) id: 7edea2d573 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：龍巳@キチガイ | 作者ホームページ：ホームページの追加は禁じます。
作成日時：2016年11月18日 19時
