結晶が十九つ ページ21
別に尻尾や翼を触られるのは施設での生活で慣れているので、承諾しようとすると、
Gr「ダメだ。」
Zm「えー！なんでグルッペンがそれ言うねん俺はAに聞いとるんやけど。」
Gr「そもそも女性に安易に触れるもんじゃないだろうが。」
Sha「お前がそれ言うと違和感凄いねんけど。」
Rb「生きた女性に興味無い言うとったくせに…」
Gr「やかましい。」
わいわいと言い合っていてキリがないので、私はせめてこの場から離れようとふわりと飛び立ち遠目に見ていたトントンさんの横に降り立った。
『匿ってください。』
Tn「ん、ええよ。」
さっきの余韻がまだ残っているのか少したどたどしかったが、私のことを背中の後ろに匿ってくれた。
Zm「すっげー！お前飛ぶこともできるんやな！ますますおもろいなぁ！」
Tn「そろそろやめたげろゾム。」
Zm「で？尻尾は？いい？」
Tn「話を聞け！」
『…別に、構いませんよそれくらい。』
触られるのは慣れている。だから今更尻尾をどうこうされたとて私は気にしない。しなくなっているから。
Zm「やった！じゃあ飯の後触らせてな！」
『皆さんもいるので、順番ですよ。』
Zm「分かっとるって。別に変なことはせんし、そんなことしたら後で痛い目見そうやしなぁ？」
『？』
ニィと意味ありげに笑いゾムさんは他の人たちと共に席へと座りに行った。
『…今の、どういうことですかね。』
Tn「さ、さぁな？それは置いといてお腹空いとるやろし、ご飯食べよか。」
『はい。』
不思議には思ったものの大したことではないと思ったので私たちは昨日と同じく食事を始める。無事食べ終わった頃に、片付けをしてからその部屋で少しの間私の尻尾や結晶を見せてあげた。
Sha「ほあ…マジで硬い石や。」
Rb「肌に生えてて…痛くない？」
『物心ついた時からこんな感じでしたから平気です。』
Ht「翼はどのくらい大きいの？」
『えと…はい。』
Ci「すごー！おっきいな！」
ここの人達に囲まれて、自分のことを話すのはとても楽しい。見た時はここに馴染めるか不安だったけれど、話してみると皆さん気さくで面白いと確認できた。その後も、コネシマさんには尻尾のことで謝られたりショッピさんには妹が出来たようだと頭を撫でられたり、エーミールさんには今度勉強を教えてもらうと約束した。そこで昼が来て、昼食を取ったあとにグルッペンさんに手招きされた。
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すみれいん(プロフ) - きゅるきゅる、ウルル…ここめちゃくちゃ好きです。 (2020年12月8日 23時) (
レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
×(プロフ) - こんなに面白い作品が読めてうれしいです！応援してますヽ(^o^)丿 (2020年11月29日 12時) (レス) id: 2c8e323fdc (このIDを非表示/違反報告)
(´ー｀*)ｳﾝｳﾝ - 好きです。(唐突)頑張ってください。 (2020年11月25日 14時) (レス) id: 79aefbbb5a (このIDを非表示/違反報告)
ラリー - 面白いんじゃあ...続きが気になって死んでまう...(訳:この作品とても好みで面白いです!更新頑張って下さい!) (2020年11月24日 22時) (レス) id: 4e3832928c (このIDを非表示/違反報告)
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