騙せると思うなよ【Zm】 ページ10
あらすじ
Zmと街に出かけてて途中ではぐれた。
Zm「ちくしょう…俺としたことが目を離してまうとは…」
人混みの中をゾムはキョロキョロと見渡しAを探す。すると後ろから、
『わっ!』
Zm「うおっ!?…って、A?」
『そうだよ?ゾムったらどこか行っちゃうんだもの。こっちがびっくりしたぁ。』
Zm「…あー」
『ね、早く他の場所も行こ!俺あっちに行きたい!』
そう言ってゾムと腕を組むAをゾムは突き飛ばした。
『いたっ!?ど、どうしたの?』
Zm「…お前、Aやない。」
『え?』
Zm「とぼけんな。いくら変装が上手くても俺を騙せると思うなよ。第一、Aから腕組むとかありえへんしな。話し方も違う。そんな甘ったるい声出さへん。」
『そんな、酷いよ…』
Zm「ほら、そういう所やで。あいつならそんな安易に泣いたりせんわ。…さっさと正体現せ雑魚が。」
ぴりっとした空気を放ちながらA?を睨む。するとそれは徐々に形を変え、サキュバスの姿になった。
「…せっかく陥れようとしたのに…鋭いのね。」
Zm「サキュバスごときが俺に近寄るんじゃねぇよ。お前の甘ったるい匂いを嗅ぐだけで吐き気がしそうや。俺の爪がお前を引き裂く前に、去ね。」
「あら怖い。あなたもなんであんな男も知らないような子を好きになるのかしら。人を惑わす色気もない、普通の子じゃないの。」
Zm「あ"あ"ん?」
ピシッと青筋を浮かべるゾムに、サキュバスは不敵に笑う。が、突然訪れたひやりとした感覚に、サキュバスは身を伸ばした。
『いやぁ悪かったね色気なくて。』
見ると短剣をサキュバスの首筋に当ててムスッとしているAの姿があった。
『さっきから黙って聞いてりゃべらべらと…俺は俺なりに生きてるだけだ。男に媚び売るしか脳のないお前らと一緒にしないでもらいたいね。』
「なっ…ハッ!」
Zm「も〜我慢できへん。女でもAを侮辱するやつは許さへんからな。歯ァ食いしばれ。」
ゾムはシュンッと高速でサキュバスの皮膚を切り裂き、サキュバスは悲鳴を上げて空へと飛び立ってしまった。それを目にもかけずゾムはAのそばに行く。
Zm「…A、どこいってんねん。」
『あはは…ごめんね。いつの間にか訳分からんとこ来ちゃって…』
Zm「なんやねんもぉ…めっちゃ心配したわ…指輪もあるとはいえお前は特別やねんぞ…」
感極まってAを抱きしめるゾムの頭をAはなだめるように撫で、2人で城へと帰った。
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暁 - うぁ"...エッ((( エフンエフン最高ですね!!!!! (9月8日 14時) (レス) @page30 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミックスベリー - 応援しています!!! (2021年10月25日 0時) (レス) @page30 id: ff705752ad (このIDを非表示/違反報告)
パソコンの精 - こんなご時世ですが頑張って下さい!応援してます! (2020年12月13日 9時) (レス) id: 8d2541acc6 (このIDを非表示/違反報告)
霊華(プロフ) - おはようございます作者様!番外編ありがとうございますっ!!ちょっと寂しいなぁーって思って探してたら番外編、、、!これからも更新頑張ってください!!体調にもお気をつけて! (2020年10月22日 7時) (レス) id: 167133acde (このIDを非表示/違反報告)
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