心臓の音 ページ6
あれから数時間が経った。
私の家は親は出張でいつもいないから普段は一人暮らし。
もう、寂しさとか慣れちゃったけど。
隣にイケメンがいるのは気のせいだろうか…。
いや、気のせいじゃない。
さっき私の家でお泊まりデートするとか言ってたよ…
A「…で、どこで寝るの？」
轟「…？Aのベットに寝る。」
何を言っているのか？
いや、そもそも私のベットは、一人用だし。
轟くんは私をじっと見つめた。
そして、
轟「…ダメか？」
っっ！
いや！そんな可愛い目で見つめられても！
A「ダメでしょ！…私たちまだ付き合ってちょっとしか経ってないんだよ！？…しかも私、まだ轟くんのこと…」
好きでもないのに。…ってなんで言わないんだろう。
轟「…だからもっと彼氏彼女っぽいこと出来たらAもきっと好きになってくれるかなと思って。済まない、俺の勘違いだったな。」
轟くんは頭を下ろし、謝った。
その行動に私は慌ててしまった。
さっきの発言は天然だったけど…轟くんは私のこと本当に好きなんだなってわかった。
だから必死で…
A「あははっ！もう、大丈夫だってば！」
やっぱり轟くんって面白い人。
一緒にいて楽しいのかもしれない。
轟「…っ！」
轟くんが顔を赤くなっていたことは私は気づかなかった。
でも、きっと気づく日が来るかもしれない。
今日はとりあえず私はベットに、
轟くんはソファに寝ることになった。
…が。
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作者名：実果ん | 作成日時：2019年3月23日 21時
