【歌い手】わたしのいきかた

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ジャー、と水道から水が出ている。


菜っ葉を水で洗い、水気を切る。


18:30


お父さんと2人暮らしの私は、2人分のご飯を作る。


高一で、15歳、ショートカット、高身長、


それが私。


蒼空。


永井 蒼空。


この場所から抜け出したいと、いつも願っている。


抜け出してやる、と思っている。


関西住みの私は、まふまふさんを尊敬している。


東京に上京して、音楽をして、


きっといつか、あなたと肩を並べてみせる。


バイトをしている私。


高校を卒業と同時に東京に上京して、


一人暮らしを始めるためにしている。


音楽、歌を歌うことが、息をするように当たり前のこと。


それが私。


なんなら歌を歌うことが私の生きる理由。


ガチャ、とドアの開く音がする。


あぁ、帰ってきた。


顔も見たくない、あの人が。

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