ノヤっさん ページ19
影山
「影山っ!!」
「かげやーま!!」
「かーげーやーまっ!!」
・・・・・・
しつこ過ぎる日向にイライラが止まらない。
昨日、アッサリ奥村サンに振られた。フラれることは何となく分かってたし気が付いたら想いを伝えてた。
正直、好きとか恋とかは分からない。
でも、奥村サンといる時や奥村サンを見てる時は水瀬と居た時の様に心地よかった。
一応、心に傷を負ったばかりなのに日向はウザイ。執拗い。
積りに積もったイライラを乗せてサーブを打つ。このまま全部吹き飛んじまえ なんて事を考えて打ったサーブ。
トーーーーーー ン
何が起きたのか理解できなかった。
勢いも回転も全部殺して
返球はきっちりセッターの居る位置・・・!
完璧なサーブレシーブ・・・!!!
「おぉーっ すっげぇサーブじゃねーか!すげぇ奴入ってきたな」
いつもより力まかせに打ったサーブをいとも簡単にレシーブされた。突然の登場とレシーブの技術に心を奪われた。
田中「おぉ〜ノヤっさぁん!!」
?!
??「おーっ!龍ーっ!!」
体育館へと入ってくる先輩たちはその人を見ると笑顔見せる。
菅原・澤村「西谷!!」
西谷「チワース!!」
日向「お・・お・・おれより 小さい・・・?!」
・・・・・・。
「身長・・・何センチ・・・ですか・・・」
「159cmだ!!」
「高校の部活に入って初めて人を見下ろしましたっっ」
「大して見下ろしてねぇだろ 泣いて喜ぶな!!!!」
何とも言い難い会話が目の前で繰り広げられているが、
さっきのサーブレシーブの衝撃が消えない。
西谷「お前ら1年か!!」
影山・日向「「オス!」」
にし、?サンは学年を聞くと日向ではなく俺に向き合う。
??
西谷「さっきのサーブの奴!そのデカくて目つきの悪い方!」
?俺のことか??
西谷「お前ドコ中だ!!」
影山「・・・北川第一です」
出身中を答えるとデケェ声で思い出を語る。
出身校を聞けば強豪校「千鳥山」だという。
影山「なんで烏野に?!やっぱり烏養監督の復帰を聞いて?!」
烏野に来た理由を聞くと西谷サンは突然、真剣な顔をする。
西谷「・・・いや俺が烏野に来たのはーー」
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作者名:ツナ缶本仕込み | 作者ホームページ:http://@ya love
作成日時:2021年10月1日 20時