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▫️サッカー部、始動 ページ12

*



レオが集めたサッカー部員がぞろぞろと部室に集まり、あっというまに定員に達してしまった。
一日で部員を埋めるなんてさすが御影パワー。あなどるなかれ。


ーーということは。



「今日からマネージャーとしてお世話になります、AAです。よろしくお願いします」


俺達も晴れてサッカー部員だ。

緊張の色が見える中でもにこにこと笑顔を咲かせて挨拶をするA。
堅苦しい空気が一瞬にして和んだ瞬間だった。

紅一点、初々しい様子に男子勢が食い気味にAの周りに集りだす。
まるで肉食動物が小さな獲物を狩るかのような猪突猛進具合。



「玲王さん!Aさんがマネージャーってまじっすか!!」

「俺部活が楽しみになってきた!」

「サッカー部入って良かったー!」

「Aさん、俺こう見えてサッカー上手いんすよ!」


ーーレオのめんどくさい悩みっていう意味が、今なんとなくわかった気がする。

困惑しているAの様子を気にも留めず、飢えたハイエナがここぞとばかりに自己主張を決めこむ。

そんな奴らの背後に我らがボス、御影玲王から放たれた殺気。



「…お前らに一つ忠告しておく。闇雲にこいつに手出して俺のサッカーの夢潰す羽目にでもなってみろ。ーー殺すぞ」


…レオの目、本気じゃん。
ちゃっかり遠回しに牽制してるし。

まあレオが本気を出せば学校生活は疎か社会的に抹殺することも可能な気がする。

すみませんでした!と野太い声が揃い、ボスから正座をさせられお説教を食らう部員達。
めんどくさそうだなーなんて遠目に見ていると、手中いっぱいにスポーツドリンクを運ぶ我らがマネージャーの姿が視界に入った。



「A、これ運ぶの?」

「あ、凪くん」

「手伝うよ」


男だらけの威圧感に圧倒されているのか、俺の顔を見ると少し強ばっていたAの表情が和らぐのがわかった。

▫️サッカー部、始動 - 2→←▫️適当な予感 - 2



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宇治(プロフ) - いのりさん» いのりさん、ご無沙汰しております♪お優しいお心遣い感謝です(泣)励みになります…まさかこんなにスランプに陥ると思っていませんでした…。凪くん楽しく執筆させていただきますね!ありがとうございます♪ (2023年2月17日 13時) (レス) id: 7205c6bdcb (このIDを非表示/違反報告)
いのり(プロフ) - 宇治さん!こんにちは!スランプって大変ですよね…。ゆっくり宇治さんのペースで大丈夫ですよ!応援してます♡ (2023年2月17日 7時) (レス) @page26 id: 61b0845b42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宇治 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uji/  
作成日時:2023年1月28日 17時

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