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蓮くんにこれまでのこととさっき言われたことを話した。
蓮「そんなクズ男がいるんすね。Aさん、大丈夫？
あんな奴の言う事真に受けちゃダメだ。
Aさんは素敵な女性です。
今周りにいる奴等みんなAさんが大好きですから。
優しくて人を思いやれる素敵な女性なんですよ」
「・・・ありがとう」
蓮「ただ男を見る目はなかったかな？
でも今周りにいる男で養えますよ、見る目(笑)」
「そうだね。私は彼の何を見ていたんだろう。
何も見えてなかった。
・・・見ようとしてなかったのかな。
あんまり男の人と付き合った事がなかったから、ちょっと優しくされても嬉しかったの。
愛してると思ってたし、愛されてると思ってた。
ばかだね、私」
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蓮「Aさん、学生の時あんまり付き合った事なかったでしょ？」
「うん、モテなかった。
ちょっといいなと思う人が出来ても付き合うまでいかなかった」
蓮「Aさん、モテてたんだよ？」
「いや、だからモテてないんだって。聞いてた？話」
蓮「うん。実はモテてた。岩本くんから聞いたし。
実は岩本くん、ラウールから"オトコが出来そうになったら邪魔して"って頼まれてたらしいよ？
ラウール、相当なシスコンじゃない？
お姉ちゃんに彼氏が出来るのが嫌だって。」
「・・・・・・・・・。」
笑いながら話す蓮くんを私はびっくりして見つめることしかできなかった。
蓮「本当はめちゃくちゃモテてたんだって。
でも岩本くんいたら中々手出せないよねー」
「・・・マジで？本当の話？」
蓮「だってこんなに美人さんで可愛くて、笑顔が素敵で優しくて頑張り屋さん、そりゃモテるよ。
ラウールが変な男に捕まらないように警戒するのもわからなくはないかなー？
あ、岩本くんとラウールのこと怒らないでね？」
「怒るもなにも・・・え、じゃあユミも知ってたのかな」
蓮「ユミさんはねー"照の邪魔が入ったくらいで諦める男なんか要らないでしょ"って言ってたらしい(笑)」
「え、じゃあ大学時代は？照大学違うし」
蓮「それはユミさんがふっかさんにその話したら、ふっかさんが自発的にしてたみたい。
社内でも目を光らせてたみたいよ。しょっぴーも巻き込んで。
でも流石に社外までは、ね。
だからロクでもない男に騙されちゃった、みたいな」
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「はぁ・・・。
ちょっと、何て言ったらいいのか・・・」
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作者名：kazu | 作成日時：2023年2月8日 16時
