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みんなに持ち帰ったお土産、すごく喜んでもらえて嬉しかった。
照は終始にこにこだし、大ちゃんは「これ俺の狙ってた嫁ー」って言ってくれるし、涼太くんは気に入ったみたいで何かにつけて"ぽんっ"って花を出していた。
帰ってきた時、口を尖らせて蓮くんに抱きついていた康二くんも「ほんまにうれしい」って言ってくれた。
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次の日、カフェを手伝っていると頭にぽんと手を置きながら「お疲れ」と照が食材の納品にきた。
「照！」
照「よお、頑張ってる？」
「照も。お疲れ様。」
康二「照兄！」
涼太「休憩してくでしょ？Aちゃんも休憩入って」
デザートとコーヒーをテーブルに運んできてくれた。
「ありがとう、涼太くん」
カウンターの向こうで微笑みながら花をぽんと出してる。
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照「明日から仕事だっけ？」
「うん、頑張らないと」
照「あまり根詰めすぎるなよ」
「わかってるってば」
照「わかってねーから言ってんの。
前に何回か倒れてんだろ」
「大丈夫だって。心配しすぎ。でも、ありがとうね」
照「何かあれば言えよ？
まあ、ユミからなんとなくは聞いてるけど」
「ユミ、どこまで話してた？」
周りに聞こえないように聞いた。
照「浮気現場に遭遇したとか。酷いこと言われたとか？相当クズ男とか？」
「はぁ・・・ラウには絶対内緒だかんね」
照「わかってるって。しっかし、お前も男見る目ねえのな。
Aのことだから文句の１つも言えないで終わらせてきたんだろ」
「・・・。」
照「まぁ・・・浮気現場に遭遇しなきゃ今でも一緒にいたんだろうし、早くわかってよかったんじゃね？」
「そうとらえるしかないよね・・・」
照「・・・A、食べてないだろ。
こないだのバーベキューん時も食べてないの知ってんだから。
痩せすぎ。」
「バレてたんだ。胃が痛くて、食欲もないんだよね」
照「他のやつ騙せても、俺にはバレてんぞ」
小さい頃から照にはなんでもバレていた。
ストレスで胃を壊す癖も。
大ちゃんも私もよく照に怒られていた。
でもいつもそばにいて守ってくれてたのは照だ。
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作者名：kazu | 作成日時：2023年2月8日 16時
