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ぼーっとゲームをしているみんなを眺めながら昨日の康二くんとのことを思い出していた。
ホラー映画怖かったなぁ、とか。
抱きついちゃったなぁ、とか。
そういえば康二くんもビクビクしてたなぁ、とか。
終わった後もこのままいてほしいって言われたり・・・ん？
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・・・あれ？
あれって終わってからも康二くん、怖か・・・った？
だからこのまま抱きしめていたかった・・・？
・・・・・・。
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うわーーーーっ、そうじゃん。
康二くんはただ怖かっただけじゃん。
自分に気持ちがあるとかないとか考えて恥ずかしいーーー。
なに自惚れてんの私ってば。
出会ってそんなに時間経ってないのに自分の事好きかもなんて思うわけないじゃん。
どんだけだよ私・・・。
恥ずかしくなってテーブルに突っ伏した。
ユミ「どしたの？A」
「ちょっと・・・ダメだ。待って。」
ユミと涼太くんが「？？？？」と顔を見合わせた。
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「ちょっと、ユミ」
食事も終わってゆっくりしていたところで、ユミを部屋に連れ帰った。
ユミ「なに？どしたの？」
「あのさ・・・」
ユミにさっきの勘違いの話をした。
ユミ「ふーん」
「ふーんて。私めちゃめちゃ恥ずかしいじゃん。」
ユミ「そんなの、勘違いかどうかなんて康二くん本人に聞かないとわかんないじゃん。」
「そうだけど・・・そんなの聞けないよ」
ユミ「じゃあ、自分の気持ち確かめるのと康二くんのことちょっとわかるまでほっとけば？」
「・・・・・・。」
ユミ「焦って答え出しても仕方ないでしょ」
「そう・・・だよね」
ユミ「とりあえずシャワー浴びない？」
「うん・・・」
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2人で順番にシャワーを浴びて「今日どうする？出かける？」なんて話してたらドアをノックする音が。
「はーい」と返事すると「入るよー」とドアを開けて辰哉先輩たちが顔を覗かせた。
辰哉「あのさーこれからみんなで出かけない？」
翔太「俺、家電みたい」
亮平「大丈夫？行く？」
ユミ「ちょうどAともどうしようかって話してたから」
辰哉「お、じゃあ行くか」
ユミ「準備とかあるから待っててくれる？」
亮平「待ってるね」
部屋を出ていく時最後に顔を覗かせて小さく手を振って出ていった。
ユミ「相変わらずあざといわー」
思わず笑ってしまった。
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作者名：kazu | 作成日時：2023年2月8日 16時
