俺/僕にドキドキしてください 短編集【歌い手】

片思い うらたぬき ページ26

となりの坂田君のうらたさん視点です！



うらたぬきsaid



いつものように幼馴染みを家まで迎えに行くと、大きな欠伸をしながらAが出てきた。



『おはよぉー』



う｢おう、おはよ。｣



…ったく。無防備にも程があるだろ。



でも、それだけ俺に心を開いてくれているのか。と、一人嬉しくなる。



そう。俺はAが好きだ。



初恋を中学までこじらせるのも…と思うが、好きなんだから仕方ない。



学校に着くと机に突っ伏して寝ている赤いの。



コイツもどうやらAの事が好きらしく、最近よく恋愛相談を受けている。



アドバイスなんてしたくないのにな…。



二人がいる後ろの席を見ると、じっと坂田の事を見詰めるA。



少し嫉妬してついつい邪魔をする。



う｢何見とれてんの。そんなに坂田の事好きなの？｣



『///ば、ばか！うるせぇたぬき！』



う｢否定しないんだね(ﾆﾔ｣



『う、うるさい…。』



う｢今度一緒に帰ろ？とか誘ってみたら？w｣



『ちょ、バカにしないでよ!!』



はぁ…言ってしまった…。



何応援しちゃってんだよ俺ぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!



＼キーンコーンカーンコーン／



最低な気分のままホームルームが始まってしまった。



＿＿授業割愛＿＿



部活に行こうと教室を出ると鞄の軽さに違和感を感じた。



う｢ヤバッ！忘れ物した!?｣



急いで教室に戻ると何やら話している二人。



Aと坂田だ。



坂｢一緒に帰らない？｣



っ…どうしよう。Aは絶対okするだろうし。



友達以上になったり…しないよね…？



あれ、なんで泣いてるんだろう。




幸い、廊下には俺以外の人はいなかった。



どうか二人が仲良くなり過ぎませんように。





…なんて最低だな、俺。


そう思いながらもう一度部活へと向かった。







大人になった今純白のドレスに身を包み、嬉しそうに微笑む君を見て、君との昔話をふと思い出した。

作者通過(・ω・ 　⊃ 　)⊃≡→←ゲーム そらる

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー歌い手さん

うらたぬき

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す