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「_________こんなことがあったんだ」
『そうなんだ、、』
ノートンさんのお話を聞いているといつのまにか荘園に来るまでの経緯のお話になり、すごくプライベートなお話を聞かされて内心ドキドキしている。
この人、こんなに饒舌だっけ‥‥？
いつこの部屋を出れるか会話の合間を見計らいながらノートンさんの話に相槌をうつ。
そろそろ帰ろう。長居するのも申し訳ないし居心地がよろしくない。
カールさんは多分もういないだろうし今がいいタイミングなのでは‥？
「あのさ、聞いてる？」
『っえ？もちろん！この磁石の話でしょう？』
「そう、」
ノートンさんが自身の磁石を手に取り私に近づく。
目を細めどこか愛おしげなノートンさんの視線に少したじろいでしまう。
「どうして急に僕の部屋なんかに入ってきたの？」
『っえ‥？』
話が急に振り出しに戻り思考が追いつかない
『え、っと、特に深い理由は‥ない‥』
「深い理由ねぇ、」
ノートンさんが自身が持ってる磁石と違う極の磁石を私に投げつける。するとS極とN極が反応し、私たちの身体が引き寄せられる。
『どうしたの‥！っ、ノートンさん！らしくないよ！』
引き寄せられた身体にはノートンさんの腕を回されゴツゴツした身体と密着状態になる。そして、耳元に口を寄せて、
「いやねぇ、あんなに息を切らして急いでる様子だったから」
「もしかして誰かから逃げていたの？」
「だれ？教えて？」
『っ……』
…こんな質問を投げかけてくるのは最初から分かりきっていたのか‥‥？ノートンさんから視線を外しできるだけ冷静さを保つ。
『急にお部屋に入ってしまいすみません…！もしお怒りなら謝ります、』
「違うんだよ、謝らなくていい。君を知りたいだけなんだ」
するとノートンさんの腕が少しずつ腰に回り、腰を撫でるようにして私の答えを促す
「誰かから逃げてたならいっそ、教えてほしい」
『っ、どうして、？』
「君のことを知りたいだけ。ほら目を逸らさないで、僕を見て」
『ちょっと、まって…』
腰を撫でられていると力が入らなくなり椅子に座り込む。視界の横からノートンさんの腕が伸びて背もたれに手をつき、片方の手は私の手と指を絡めるようにして握る。
「言って？言わないなら…ここから逃がさない。」
いつのまにかノートンさんと鼻が触れるくらいの距離まで近づいていた。正直、彼の本質がよく分からない、けれど早く言っていた方が得策な気がする。
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こなつ(プロフ) - すごく面白いです！ノートンも推してるので絡ませてくれて嬉しいです…(>_<)❤️更新楽しみにしてます！ (2022年8月19日 17時) (
レス) @page14 id: 69f5122ea8 (このIDを非表示/違反報告)
茶碗(プロフ) - 社畜那須さん» ありがとうございます（ ; ; ） (2022年3月8日 1時) (レス) @page14 id: ef931e52a4 (このIDを非表示/違反報告)
社畜那須 - めっちゃ面白いです!! (2022年1月18日 5時) (レス) @page13 id: 29eaa28498 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶碗 | 作成日時：2021年11月25日 1時
