検索窓
今日:2 hit、昨日:60 hit、合計:535,743 hit

番外編 ページ30

今回はもも先輩とのお話です


____________________________________




も「うん、可愛いね。これも可愛い」





調理台に置かれた芸術品かと見間違えるほど装飾されたケーキの数々

そして際どい角度から自身のスマホで自撮りしようとする幼女




いや、幼女ではない




そんなことを口にしてしまえば、その責任を取れと一生彼女の補助役として雇用契約されてしまうだろう





も「さすがA君。やっぱりももとずっと一緒にお菓子作りしよ、ね?」



自撮りし終えた彼女は相棒のブッチーという猫人形を両手に抱えて俺の元に駆け寄る


潤んだ瞳で告白紛いなことをいう彼女だが全くその気はない



お菓子作りというか"可愛い=love"が茜ヶ久保もものモットーなのだ



可愛さを追及することに常に全力を傾け、そのためにはこのようなことまで言ってしまうことに微笑んでしまう


『光栄なことですが、俺は自分の店を持つという夢が________________』

も「これ契約書ね。ここに印鑑、名前はももが書いておといたからあとはA君がここに印鑑を押すだけだよ。大丈夫、印鑑もここにあるから」



すっと俺の名前が書かれた契約書と俺の印鑑を差し出す茜ヶ久保先輩




いつから俺の印鑑もっていたのだろうという疑問がわいてくるほどの用意の良さだ



『そんなことより、茜ヶ久保先輩。俺たちはこれからあと5つのウェディングケーキを仕上げなくちゃいけないんですよ』


も「むー!もういいもん!勝手に印鑑押しちゃうから」



よくねーよ

でも茜ヶ久保先輩の弱点は



『茜ヶ久保先輩、このケーキのデザインこれでいいですか?』


も「ももはどっちかといえば、このバラの絵を描いたデザインの方が可愛いと思う」




それは菓子作りになればとても真剣になるからだ



『こんな感じですか?』

も「うん、可愛いね。ももは上の薔薇の花を仕上げるね」

『お願いします、こっちもあとちょいで終わります』



茜ヶ久保ももは遠月学園きっての天才パティシエだ


その名声は学園内にとどまらず、世界に発信されている




しかし、茜ヶ久保もものお菓子作りを久遠Aが補助することで、その品は更に輝く



茜ヶ久保ももと久遠A







この二人が遠月始まって以来の
最高のパティシエコンビと名を刻むことになるとは



二人は知らない話である

29→←28



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (617 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1533人がお気に入り
設定タグ:ワンピース , 男主 , ONEPIECE
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 更新ありがとうございます‼︎2ndも楽しみにしてます‼︎ (1月25日 21時) (レス) id: cbd5b1c587 (このIDを非表示/違反報告)
梅雨 - 面白くて好きです。更新頑張ってください (8月3日 18時) (レス) @page47 id: 4cee241057 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐の凉宮 - ウタも来たのね、つかいい飯テロすぎる (6月6日 12時) (レス) @page47 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
桜丸 - 更新待ってます! (2023年3月2日 17時) (レス) @page47 id: cae0d8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新楽しみに待っています!! (2023年2月27日 18時) (レス) @page47 id: 398cd079db (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おにぎり | 作成日時:2020年11月6日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。