お前らのマネージャーなんかやってられっか！２【stxxx】

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薄暗い中で彼女と目が合う。

大きくて真ん丸な目が
俺を捕えて離してくれない。


周りが薄暗くて本当に良かった。

多分俺、相当顔赤いと思うし…





『えっと…』

な「ご、ごめん…その…」

『終わったら、聞きますね。』





本日お客さんはあまり居ない。

俺は更に握る力を強めた。


きっと、今ちゃんと言わなきゃ
後でびびってしまうのが目に見えてる。



俺は咄嗟に彼女に耳打ちをした。





な「…大好きだよ」

『〜！……なーくん…ばか…///』

な「ふふ、可愛いね」

『………あとで、お返事言うね。』





薄暗いから、
彼女がどんな表情をしているかは分からない。

けど……




きっと、選ばれない。

期待しない方が今後のためだ。







**







な「綺麗だったねー！」

『はい！すごく！』

な「それで…A。」





期待はしない。

でも、答えは聞きたい。


それがどんな結果であろうと

この気持ちに誇りを持てる自信がある。





『…私は、皆をまとめるなーくんが好き。』

な「…！」

『私はそれを支える存在になりたい。
優しくてかっこよくて、
ありのままの貴方を支えたい。』

な「…」

『……だから、私の"好き"と
なーくんの"好き"は意味が違うと思う。』




……分かってた。
けど、結構堪えるかも。


やば、泣きそ…





『これ、渡しておきますね』

な「え…」

『お気に入りのハンカチなんで、
大事に使ってくださいね。






…なーくんにだけ、貸してあげます♪』




ふわっと笑う彼女は
可愛くて可愛くて天使のようだった。





まだ、諦めきれない。

でも、いつか。


君の隣に立つ人が俺じゃなくても
君の幸せを応援できるくらい


強くなるからね。






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