お前らのマネージャーなんかやってられっか！２【stxxx】

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【side YELLOW.】





る「なんで……！？」




どこを探しても見つからない。

あの女にバレたくないその一心で
勢いで集めた楽譜たち。

1枚だけ足りない……



最悪だ…

よりによってお気に入りの楽譜なのに…






ｺﾝｺﾝ




る「はい」

『ランニングから帰ってきてます？』

る「帰ってきてません。」




ｶﾞﾁｬ




『帰ってきてるじゃん』

る「なに勝手に開けてるんですか！最低！」

『帰ってきてないって嘘つく方も最低では？』

る「……で。なんの用ですか。」

『急遽、収録に呼ばれたので行きますよ。
生放送です。』

る「なんで僕……ほかのメンバーに頼めば…」

『本日は貴方しか休みじゃないんです。
ほら。行きますよ。』






本当になんなんだ、この女は。

いつもいつも僕を振り回して。



僕だってそんなに暇じゃないんですからね。





タクシーに乗り込むや否や、
黙り込むマネージャー。

いつも話しかけてくるのに。


タクシーに揺られて15分ほど経つと、
やっとマネージャーは口を開いた。






『今日、リビングで楽譜を拾いました。』

る「っ…！へ、へぇ。」

『誰のか知りませんか？』

る「し、知らないです。
ゴミかもしれないです、捨てといてください…」

『ゴミなんて…酷い。
頑張って作った人に失礼ですよ。』

る「……」

『るぅとさん。あなたもしかして……














作詞作曲したいんですか？』







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