先輩と殺し屋さん【橙】

DAY 2 . ページ6

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『せんぱーい！おはようございます！』

ジ「お！Aちゃん！おはよーさん！」

さ「はよ、ジェル」

ジ「さとちゃんもおはよぉ〜！」





2日目の朝は、正門にて標的と遭遇。

元気に挨拶すれば、
彼もそれ相応に返してくれる。

それに朝からその笑顔は眩しいから
やめてもろて。




1日目は標的との接触だったが、
2日目は標的に密着してみよう、と兄の提案。

やはり、出会ってその日次の日に
仕留めてしまうのは頭が悪い。



計画を練ってからでは、と兄の助言を頂き
朝から標的が来るタイミングを見計らい、
正門付近にて隠れていた。

傍から見たら、兄妹で陰に隠れながら
正門を見届けてるなんて異様な光景だろう。





ジ「兄妹2人揃って登校て仲良しやなぁ〜」

『さとにぃ、私のこと大好きみたいで〜』

さ「おう、好きだぜ？」

『え、引く』

さ「昨日ハンバーグくれたからな」

ジ「ほんま仲良しやなぁ！」

『兄が単純すぎる……』






それにしても、
本当に誰とでも仲良くなる彼の性格？体質？が
凄いと圧巻される。


今日中に、密着してみて
彼の性格や、仕草、癖、何もかもを徹底して
任務に活かしてやる。





標的にされるほど、
なに仕出かしたか知んないけどさ。

絶対に洗いざらい見つけて
殺っちゃうんだから。





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