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それからはひたすらに遊んだ
楽しい時間が過ぎるのはとても早いもので
気が付けば夕日が沈み出していた
『一日がこんなにも早く過ぎたのは初めてです』
「俺もだ。たまにはこういう日があるのもいいな
その……時間がもしあるのならあれに乗らないか？」
そう言い、指さした先には大きな観覧車があった
『！…もちろんです！』
こうして現在、2人で観覧車に乗っているわけだけれど…
何を話せばいいのか分からず、沈黙が続く
しかし、しばらくの沈黙をロイドさんが破ってくれた
「レイラはついに明日、誕生日を迎えるんだな」
『…はい』
何度も“明日”と言われる度に考えてしまう
私に“明日”など来るのか、と
明日で全ての決着が着く…はずだ
その時に私はいるのだろうか
ロイドさんの横でまた笑っていられる？
はたまた、全てを知られ軽蔑の眼差しを向けられる？
それとも─
「レイラ！！」
その声にハッと我を取り戻した
『っ…ごめんなさい、少しボーッと─っ！』
そう言いかけたところで、
ロイドさんの手が私の頬に触れた
『ろ、ロイドさん？』
「…そんな顔しないでくれ」
『え、？』
「俺は…そんなに頼りないか？
無理にとは言わない。だが……君のことを知りたいんだ、っ」
何でそんな苦しいような、辛そうな表情をするんですか？
“君のことを知りたい”
私は何を言えばいいの？
言ってしまったらあなたは離れて行ってしまうでしょう？
最後くらい笑って別れたい
『ありがとうございます。その気持ちがとても嬉しいです』
そう言って微笑んだレイラを見たロイドはこれ以上は踏み込めないとそれ以上聞くことはなかった
『ロイドさん』
「？…なんだ？」
『大好きです』
あぁ…私は今どんな顔をしているんだろう
きっと酷い顔をしているんだろうな
「っ、俺もだ…」
何か言いたそうな口を閉じこちらを見つめるロイドさん
今日全て言うって決めたけど
やめよう
わざわざ幸せな時間を壊す必要ないじゃない
その決意が崩れ去ったと同時に扉が開いた
観覧車から降り、その後朝来たゲートへと着いた
『ロイドさん、今日とても楽しかったです』
「！そうか、それは何よりだ」
そう言うと、送っていく、と手を差し伸べてくれた
だけど
『ごめんなさい、今日は大丈夫です。行かなきゃいけない場所があって』
「……分かった」
私の気持ちを察してくれたのか直ぐにひいてくれた
その後お互い違う道に足を向ける
ふ、と振り返ったけどロイドさんと目は合わなかった
『ロイドさん、大好きです
…さようなら』
そう言った彼女はその後、姿をくらませた
続く (更新停止中)
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黒田中(プロフ) - とても(*´д`*)ﾄﾞｷﾄﾞｷしました…！大好きです♡ (2月7日 4時) (
レス) @page4 id: 2ee664d91f (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈 - 早く続きが読みた〜い‼‼‼‼気になる！ (1月25日 9時) (レス) @page5 id: c6462a906b (このIDを非表示/違反報告)
Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (11月29日 9時) (レス) @page5 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
わかちゃ(プロフ) - シャルさん» ロイドさんかっこいいですよね✨更新頑張ります！ (2023年4月2日 14時) (レス) id: b355fc481c (このIDを非表示/違反報告)
シャル - 私ロイドさん大好きのなので続編の続きとても気になります！更新楽しみにしてます(*´꒳`*) (2023年4月1日 23時) (レス) id: b4711f08c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わきゃめサラダ | 作成日時：2023年3月26日 13時
