私にもスマイル下さい【降谷零】

第九話 ページ11

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園「それで？あのイケメンドクターはどうなったのよ！」



あ、あの人ね

『えー、何股もするクソ野郎だった』


「「え！？」」


『院内の看護師とも関係を持ってるっぽい…付き合う前でよかった！』

あの後看護師さんたちにバレてすごい修羅場になってたな

自業自得だね




安「おや、それは大変でしたね…お待たせしました。アイスコーヒー三つです」


コ「ホントA姉ちゃんは男運がないね！(たっく、また変な奴と関わりやがって)」






げっ…アイスコーヒー来ちゃったよ！

蘭達は美味しそうに飲んでるけど私には到底飲めない



あぁもう！意地張って頼むから！

残すのももったいないし…飲むしかないのか…



グラスに手を伸ばしストローを口にくわえる


「「……」」

蘭と園子が見守る中、一口アイスコーヒーを吸い上げる



『っ、にっが！！』


「「あぁーやっぱダメかァ」」

と、反応する蘭達を他所に





こんな苦い物は飲み物じゃない！

さ、砂糖！砂糖をくださいな！



と、苦味と戦っているA



コ「たっく、無理すっからそうなるんだ…ほら、貸せ」

そう言い私のグラスを取る新ちゃん


コ「代わりに飲んでやるから…俺のオレンジジュース飲むか？」


蘭「あら！コナンくん優しいのね！」

園「たまにはやるじゃないの！ガキンチョ！」


コ「え、えへへ…そんな事ないよ！」

蘭に褒められて嬉しいのかクネクネとしながら照れる新ちゃん

そんな新ちゃんに呆れながらも、アイスコーヒーを飲んでくれて、しかも大好物のオレンジジュースをくれると言う素晴らしい提案に私は感動しまくりだった



しかしあの男…あむーろさんは

安「おや？アイスコーヒーをコナン君に上げてしまうのですか？」


『！…別に安室さんになんて言われようと私はコナンちゃんにあげます！！』


すると暫く考えたあと私の耳に近づき

降「残念だ。Aの為に頑張って作ったんだが…」(小声)


…！降谷さんずるいって！


『あーもう！飲みます！頑張って自分で飲みます！！』

そうは言ったものの手が動かない


だって苦いものは苦いんだもん



新ちゃんが飲んでくれるって言うけど降谷さんにあんなこと言われたら自分で飲むしか道はないじゃん！



しかし私がいつまで経っても飲み終わらない為、二人には先に帰ってもらった


そしたら降谷さんが

降「ほら、これと一緒に飲んでみろ」

そう言い渡してくれたのはアップルパイ


一口食べると口の中で一気に甘みが広がる



控えめに言ってめっちゃ美味しい




アップルパイとアイスコーヒーの相性はとてもよく、無事どちらとも完食することが出来た

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