愛され娘【黒の組織】

8話 わたあめ ページ9

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『んしょ…しょ』

今日は1人のA。どこかに行こうと頑張ってお尻を使って歩いている

たどり着いたのは研究所


『すぅ…しぇぇぇ！！』

大きな部屋に響き渡るAの声


すると


ｼｪﾘｰ「あら…また来たのね？危ないからここには来ては行けないと言ったじゃないの」

Aを抱きかかえる

『うぅ…しぇぇ…すぅ』

「っ〜…そんな顔しないでちょうだい！怒っている訳じゃないのよ？私も大好きよ。だけどここは危ないの」

研究所を出てシェリーの部屋に向かう

部屋に着くと何かに気がつくA


『しぇ！！…んぇ！』

と手をパチパチさせている

「ふふ…さすがAね！あれはAのために作った特別なお菓子よ！」

『んぅ！！ぉ…かしぃ♡』

「今持ってくるわね…はい！これはわたあめという物よ！」

『たため♡』

「えぇ！はい…あーん」

『あーんぅ♡』

わたあめを口に入れ噛もうとした瞬間

『た…たため…しぇ！！たためぇぇ！！』

急にわたあめが無くなったため悲しくなるA


「ちょっと！大丈夫よ！これはお口に入れたら無くなるのよ！」

『？…ないない？』

「そうよ。それにこれ普段はいっぱい食べると虫歯になっちゃうのだけどこれは砂糖を使っていない物だから沢山食べてもいいわよ♡(作るのが大変だったわ…)」

普段おやつをあまり食べることが出来ないAはこのことがとても嬉しかったようで

『しぇ…すぅ♡』

両手を使い口いっぱいにわたあめを頬張る

「(この姿が見たかったの！可愛いわ…♡)」

コッソリとAがわたあめを頬張る姿を撮りAコレクションに加えたとか…

「わたあめは私の部屋と…あなたにこのカバンをあげるわ！」

渡されたのは小さなクマのポシェット

『かぁ…い♡』

「ふふ…可愛いだけじゃないのよ？この中に沢山わたあめを入れておくからいつでも食べていいわ♡でも食べすぎわダメよ？」


『うゅ♡♡』

キラキラとした目でポシェットを見る

「じゃあ私はもう行くわね！いつでもここに来ていいわよ♡」

去って行くシェリー







しかしこの後ジンに部屋でわたあめを頬張っている所を見られてしまう

「食べ過ぎだ！誰に貰ったんだ！？」

パンパンに膨らんだお腹を見て言う

『う…うぁぁぁん！』

「！(悪ぃなA…しかしお前のためなんだ！)」

わたあめを取り上げられたAはこの世の終わりのような顔を……ジンは嫌われたかと思いずっと目を点にして一日を過ごしたという


「ｼﾞﾝどうしたんだ？ついに壊れたか？」
「Aと何かあったんじゃねぇか？」

と噂されているのであった

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