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「なーーい。マジでどこにあんの…」
あれから数分程探し続けているけれど、全く見つからない。どうしよう…。この姿のまま外に出るのも嫌だし。
______ポキポキッ、
某メッセージアプリ特有の通知音が鳴る。この通知音はきっと私のだ。朝はスマホのアラームで起きたから、きっとベッドの上にあるはず。
ショッピさんを起こさないように、慎重に探すけれど全く見当たらない。
さすがにスマホだけは…！ そう思い、根気よく探しているとショッピさんの頭近くにあるのを発見。
ごくり、
唾を飲み込んで、覚悟を決める。絶対起こしちゃ駄目だ。でないと、これ以上私の心臓が保たない…！！
そーっとスマホを取り、そのままゆっくり元の姿勢に戻ろうとすると、パシッと腕を掴まれる。
終 わ っ た 。
そう静かに思った。
「つれないっすね。寝てましょって言ったやないですかっ…！」
掴まれた腕を引っ張られ、体制は崩れる。その勢いで見事に組み敷かれた私。
突然の事に驚き目を瞑っていたので恐る恐る開けると、私の目の前に映っているのは天井と推しの綺麗に整った素晴らしい顔。
この素晴らしい顔を間近で見れた喜びに、自然と涙が溢れて視界が歪む。
「えっ！？」
まさか泣かれるとは思っていなかったんだろう。それに驚いてたじろぐショッピさん。
それに対して私は。
「夢……？ やばい…無理……顔がいい…好き…結婚して………」
キャパオーバーすぎて、オタク丸出しの言葉を口走っていた。顔が熱かったから、きっと顔が真っ赤だったと思う。
そんな私の様子を見たショッピさんは少し微笑む。
「夢じゃないっすよ。Aさん」
______カランカラン、カランカラン、
頭の中で教会の鐘が鳴る音が聞こえた。
ていうか待ってや。夢じゃないの？ えっ、やばくない？ しかも名前呼びされてるんだけど。え？ これ本当に現実なの？
いろいろ限界すぎて頭が追いつかず。
「ありがとう世界…。生きててよかった……」
そこから私の意識は遠退いた。
「気絶…した？」
さっきまで泣いてたかと思えば、今度はまるで遺言を残すみたいに呟いて気絶したAさん。
ホント見てて飽きんわ…。
このまま起こすのも酷だろうし、布団を被せてそのまま寝させた。
「俺もシャワー浴びよ」
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なゆり(プロフ) - カナさん» ありがとうございます！そう言っていただける事が本当に励みです…！！次の作品でもよろしくお願いします。 (2020年1月27日 4時) (
レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 完結おめでとうございます！！遅くても次の作品も楽しみにしてます！これからも頑張って下さい！！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 06469c67db (このIDを非表示/違反報告)
なゆり(プロフ) - 紫紅兎さん» 臓器破裂！？笑 私の方こそ拙い作品ですが、読んでくださってありがとうございます！少しずつしか書いていけませんが、これからも読んで頂けると嬉しいです！ (2020年1月19日 6時) (レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
紫紅兎(プロフ) - あぁぁぁぁぁ臓器破裂しますぅぅぅぅぅえ、もうこの作品作ってくれてありがとうございます…私はもう逝きます…更新頑張って下さいね… (2020年1月18日 23時) (レス) id: fcae62d2ac (このIDを非表示/違反報告)
なゆり(プロフ) - さとう。さん» さとうさん、ありがとうございます！そう言って頂けて、本当に嬉しいです…；； こちらこそ、これからもよろしくお願いします！ (2019年12月16日 5時) (レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なゆり | 作成日時：2019年9月17日 21時
