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ごこめ。 ページ5

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洗濯を干し終わったら、今度は昼食の準備をしなければならない。

特にリクエストは上がっていなかったので、何にしようか悩んでいると、キッチンに入ってナチュラルにセクハラしてくる鬱様。



「やっほーAちゃん。元気にしとる?」
「……ええ、とても。ところで、この手を離していただけないでしょうか」
「何言うてんねん、俺何も触ってないで?」
「では、トントン様に御報告しておきますね」
「それだけはご勘弁を!」



セクハラしていた手をサッとやめ、両手をあげて何もしてませんアピールをされる。これが一般人相手だったら、たとえ幹部であろうと有罪になるぞ。

はぁ。一つため息をついて仕事に戻る。

特に何をするでもなく、ただただキッチンに居座っている鬱様を放って料理を始めた。


残り少ない材料を見ながら、あとで買い物もしなくちゃと思いつつ、献立を考える。

今ある材料を使って簡単に作れるのはオムライスぐらい。余っていたお米をどうするか考えていたので丁度良い。


冷蔵庫から玉ねぎを取り出して切っていると、後ろから鬱様が話しかけてくる。



「Aちゃんってホンマよお働くなぁ…」
「それが仕事ですから」
「せやけど、毎日同じ事ばっかでしんどくないん?」
「いいえ。グルッペン様の事を思えば容易いものです」



そう答えると「へぇ」と、つまんなさそうな返事が返って来る。

自分から言い出した割には反応が薄かったので、何がしたかったんだろうと思っていると、後ろから覆いかぶさるような形で抱き締められた。

鬱様には申し訳ないが、普通に邪魔だからやめて欲しいのだが。



「少しは俺の事も思ってや…」



そんな事を思っていると、捨てられた子犬のように言われた。今にも泣き出しそうな震える声でそう言われるものだから、またか、と心の中で呟く。

これが五個目の悩み事。

鬱様はよく嘘をつく。さっき私に言ったのも嘘だろう。だってあれが本心なら、限界になるまで隠し通すのが鬱様だ。



「…えぇ、そうですね。鬱様が嘘をつかなければ、ちゃんと見てあげますよ」
「なんや、バレてたん?」
「えぇ。鬱様の嘘は分かりやすいので」



けれど、あれが本心でなくとも他の幹部の方々の思う事も大切かもしれない。

…今日はサービスしてあげよう。

という事で、余った卵を使ってプリンを全員分作った。




「あれ以外と本心なんやけどなぁ」


オムライスを食べながらそう呟いた鬱だった。




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ろっこめ。→←よんこめ。



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ライク - んおおおおおお!すききききききききききききききききききききききききき (10月3日 23時) (レス) id: c1d37a3d16 (このIDを非表示/違反報告)
なゆり(プロフ) - レンマさん» レンマさん、初めまして! お気遣いありがとうございます…! そう言って頂けて本当に嬉しいです。次回作は今、話を練ってる途中なのでもうしばらく待っててください、笑 今後ともよろしくお願いします! (9月18日 17時) (レス) id: fc164f5bf0 (このIDを非表示/違反報告)
レンマ - 次の話を楽しみにしながら読ませてもらいました!  次回作も勿論とッッッても楽しみに待ってますからね!!  体調など崩さないようお気をつけて下さい、応援しています。 (9月17日 22時) (レス) id: 582bb38728 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なゆり | 作成日時:2019年8月30日 21時

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