あの子の血は絶品らしい・・・・ (ページ32)

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僕「もうお帰りになられますか？」

レン「うーん・・・・」

タイガー「じゃ、俺も帰る。」

僕「主役が帰られてしまうのでしたらパーティはお開きになさいますか？」

タイガー「そんなの放っとけば何とかなるだろ。」

僕「お気おつけてお帰りくださいね。」

タイガー「・・・・は？」

僕「・・・・？」

レン「執事のくせに主の帰りは付いてこないの？」

僕「僕は会場の片付けが残っていますので・・・。」

タイガー「そんなの後ででいいだろ。帰るぞ。」

僕「わかりました。」

ジョット「じゃ、俺も帰る。」

ガルト「私も帰りますよ。」

カリヤ「俺も帰る。」

僕「み、皆様帰られるのですか？」

タイガー「そうだな。じゃ、お開きだ。」

こうしてパーティはお開きとなる。

その後、落ち着くために紅茶を入れていると

僕「つっ・・・・」

頭に痛みが走った

そろそろ薬の効果が切れてくる。

僕は急いで紅茶を運んだ。

僕「紅茶が入りました。」

一つ一つ並べる

レン「んー！いい匂い！！」

僕「飲み終わったらそのままにしておいて下さい。」

ジョット「どっか行くのか？」

僕「使い魔の世話がありますので少し席を離れますね。」

レン「そう言えば、今日はブラックレインが使い魔探しの日だったね。良いの捕まえた？」

僕「はい。お陰様で3匹ほど。」

カリヤ「3匹も・・・凄いな。」

僕「お褒めいただきありがとうございます。それでは、失礼します。」

僕は部屋をあとにして

自分の部屋へ戻った。

すると

バルト「マスター！！」

僕「お待たせ。」

ナリース「キュウッ！！」

二匹を抱きしめた

そして僕はそのままズルりと力なくバルトへ倒れ込んだ。

バルト「ま、マスター？」

僕「少し・・・・寝かせてもらえる？」

バルト「わ、分かった。」

バルトは僕をベッドへ寝かせてくれた。

ナリース「クゥーン・・・・」

心配そうに頬を舐めてくる。

僕「大・・・丈夫・・・っ」

視界がグチャグチャで

とても気持ち悪い・・・・

僕「バ・・・ルトっ・・・・ふ・・・くろ・・・・」

バルト「！！！こ、これでいいか！？」

僕はたまらず渡されたゴミ袋に戻した。

僕「うぇっ・・・・おぇ・・・・」

バルトは僕の吐き出したものを見て驚いていた。

僕が吐き出したのは血と混じった大量の溶けきらなかった薬

僕「ハァッ・・・ハァッ・・・・」

バルト「これ・・・・」

僕「飲みすぎた・・・・流石に・・・・全部は・・・・無理かっ・・・」