あの子の血は絶品らしい・・・・ (ページ20)

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男②「おい、譲ちゃん。知ってるよなぁ？」

私「し、しりませんっ！！」

男①「ガキが！嘘つくな！！」

男は私に殴りかかろうとした。

すると

ミード「こいつに手だしたら殺す！！」

ミードが私の前に立ちはだかった。

男②「ボーイフレンドのお出ましか。」

男①「その制服は・・・ラフィネリアブラックレイン！？」

ミード「そん中でも俺はリーダーだ。どうする？俺に殺されるか、この鎖を解いて尻尾まいて逃げるか。」

ミードの拳から紫色の炎が上がる。

男①「に、逃げるぞ！！」

男②「クッソ・・・覚えてろ！！」

2人はその場からいなくなった。

私「もう・・・出てきゃダメって言ったのに。」

ミードには隠れていて貰ったのだ。

ミード「そんなこと出来るかよ。立てるか？」

私の足は結構締め上げられていて

折れてるかも・・・・

治療魔法を使える人は多いが

かすり傷や切り傷を塞ぐぐらいが限界

折れていると魔法医に治してもらわなければならないのだ。

とりあえず変身魔法を使ってナイトへ

茂みに隠していたドラゴンの子供を拾いに行った。

相変わらずぐったりとしている。

僕はその子を抱き上げてみると

グルルルルル・・・・

僕「お腹空いてるのか。」

ミード「ドラゴンの子供は親のミルクか血しか飲めない。」

僕「そっか、なら・・・・」

指先をかんで血を出し

ドラゴンちゃんの鼻へ持っていく。

するとそのままパクッとわたしの指を咥え

チューチューと

血を飲み始めた。

僕「赤ちゃんみたいだね。」

ミード「俺も・・・・」

勝手に首の包帯を解いて

飲み始めた。

甘やかしているのでダメと言えない。

またミードママに怒られちゃうなぁ・・・・

少ししてやっと指を離してくれた。

僕「お腹いっぱい？」

「キュー♥」

嬉しそうに笑った。

僕「お母さんとお父さんは？」

僕がそう聞くと

急に僕の腕から飛び出して

尻尾でどこかを指さした。

僕「道案内かな？」

ミード「ま、言ってみるか。」

僕らはドラゴンちゃんについて行ってみると

そこには

「このブラックドラゴンは俺と契約すんだよ！！」

「いや、俺だ！！」

「でも、契約するには相手の信用が必要だぜ？」

「うっせぇ！！鱗奪っちまえばこっちのもんだっつーの！！」

ブラックレインの生徒が1匹の厳重に捕獲されたであろう

ブラックドラゴンとの契約で揉めていた。

僕はドラゴンちゃんを抱き上げてそこへ近づいた。

すると

「おい・・・・ミードとナイトだ。」