あの子の血は絶品らしい・・・・ (ページ15)

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僕「そろそろいらっしゃると思いますよ。」

入口からミードが入ってきた。

あいかわらず寝ぐせが酷い。

タイガー「引きこもりが何の用だ？」

ミードは反応もなくタイガーの横を通り過ぎる。

レン「相変わらず無愛想だよねぇ。ほんっとムカつく！」

連の言葉にも反応を見せなかった。

僕が驚くぐらいに無表情だ。

そしてミードは僕の前へ来ると

ニッコリと笑って

ミード「おはよ、ナイト。」

僕「おはよう、ミード。今日はサンドイッチでいい？」

ミード「ハム卵？」

僕「うん。持ってくるから待ってて。」

僕はそう言って自分で作ったサンドイッチを持ってきた。

僕「はい。それと、カフェオレ。」

ミードの朝食は

洋食はカフェオレ

和食は緑茶と決まっている。

ミード「いただきます。」

ミードがモグモグしている間

その他のメンバーは目を見開いて僕とミードのやり取りを見ていた。

朝食後・・・・

ミード「ブラッシング。」

僕「わかった、じゃあここ座って。」

横に長い背もたれのない椅子に座らせ

そしてブラッシングを始めた。

僕もその椅子に座って尻尾を膝の上へ置いてブラシてといている。

ミードは僕と反対方向を向いて座っていて

段々ミードは僕の左肩に頭を載せて寄りかかる

僕「ミード、寝ちゃダメだよ。」

ミード「眠い・・・・」

そう言って頭を擦り付けてくる。

そんな可愛い仕草に

また甘やかしてしまう。

僕「ちょっとだけだよ。」

ミード「ん・・・・zzZ」

ミードはそのまま夢の中へ。

ブラッシングをしていると

レン「ねぇねぇ」

僕「何か御用ですか？レン様。」

レン「その首の包帯どうしたの？」

僕「少し怪我をしただけですのでご心配泣く。」

タイガー「嘘つけ。ミードに何した。」

僕「ミード様は僕の幼なじみです。」

タイガー「幼なじみなら、なんで怪我をする？」

僕「最初は僕に気づいてくれてなくて」

僕は右手を首元へ持っていった。

レン「その指輪・・・・ミードがネックレスにしてた奴！」

タイガー「それを付けてるってことは・・・・」

僕「僕とミード様はフレンドを結んだ関係です。」

レンとタイガーの目が変わった。

レン「じゃ、その包帯は噛まれた痕か・・・」

タイガー「これで確証が付いたな。」

僕「何がです？」

タイガー「ミードは純血の血しか飲めない。お前は"ｒ"だな？」

僕「それはどうでしょうか。」

タイガー「なら、飲んで確かめて見るだけだ。」

タイガーは爪を立ててかまえた。