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結界にゆっくりと手をかざして

小さく呟いた

僕「マーカイド・ディル・リーナ、Rr(ダブルアール)」

すると結界が消えた。

僕はドアをコンコンとノックした。

すると

少し扉が開き薄紫色の目が見えた。

僕「久しぶりだねミード。」

そう言うと

ミード「・・・・入れ。」

僕は中へ入り扉の鍵を閉めて

再び結界を貼った。

そして部屋の明かりがつくと

僕の前には紫色のくせっ毛で狼のANiMAを持った

ミードの姿があった。

僕「ミード?」

急にミードは動かなくなった。

近づくと

ミードは僕に抱きついた。

ミード「リーナ・・・ほ、ほんとにリーナなのか・・・・?」

僕「そうだよ。」

ミード「会い・・・たかった・・・・会いたかった!!」

僕「うんうん。僕も会いたかったよ。」

ミードの頭を撫でてやる。

ボサボサになってしまっている。

僕「全く・・・ちゃんとブラッシングしてって言ったでしょ?」

ミード「あんたのブラッシングじゃなきゃ嫌だ。」

抱っこをねだる子供のように駄々を捏ねるミード。

小さい頃からそうだ。

「リーナとじゃなきゃあそばない!」

「リーナと一緒じゃないとご飯食べない!!」

「リーナとじゃなきゃ寝ないもん!!」

など、何でもかんでも僕と一緒だった。

そんな僕も甘やかしているんだけどね。

僕「分かったから、ご飯食べて。」

ハヤシライスを指さすと

ミード「いただきます・・・・」

そう言って食べ始めた。

その間にブラッシングを済ませる。

30分後・・・・

ミードは僕の膝の間に座ってもたれ掛かっていた。

僕は髪と耳を櫛でといていた。

ミード「やっぱり上手なんだな。」

僕「ずっとやってれば馴れるよ。さ、出来た。」

ミード「ご馳走様、あしたはオムライスがいい。」

僕「わかった。じゃあお弁当オムライスにしようか。」

ミード「でも、同じクラスじゃないと行かない。」

僕「僕はジョットのクラスで1番下だから。無理だよ。」

ミード「なら、俺のクラスに来ればいい。」

僕「でも・・・。」

ミード「俺がメリアにかけ合ってやる。」

僕「でも、無理ならやめときなよ?」

ミード「俺はリーダーだから、何とかなる。」

僕「うん。」

ミード「そうだ・・・・手、貸して。」

右手を差し出すと

人差し指にシルバーの指輪をはめた。

サイズはぴったり。

僕「これでまたフレンドになるね。」

ミード「そうだな・・・・」

ミードは僕の横に座った。

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設定タグ:魔法 , 男装 , 吸血鬼   
作品ジャンル:ファンタジー
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Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!これからも頑張ってください!! (2019年1月6日 22時) (レス) id: 410f0c8008 (このIDを非表示/違反報告)
苺香郷 - 更新頑張ってください (2018年12月24日 2時) (レス) id: 64a942dddb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミーちゃん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年2月6日 12時

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