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あれから時は一刻と過ぎていく。


この家にも未練はない。

大事なお母さんの写真と薬だけを鞄に詰めて窓辺で待った。



「またせたな」

彼が来た。


「早速行くぞ」

とくに言葉も交わさないまま、ナイトメアさんに連れられていく。



暫くたったとき、一軒家が目に写った。


「ここでこれからは暮らす」


そう告げられた。

どうやらナイトメアさんと私以外の人の気配はない。



『あの、このお家は?』

「俺のアジトだ」


アジト……無駄に大きいのは何か意味があるのだろうか。


「お前の部屋は曲がって一番右側だ。

あぁ、それと。」



ナイトメアさんは1つの箱を渡してくる。


『これは?』

開けてみろ、と言われたので開けてみた。



『ネックレス………』


シンプルだけど黒いリンゴがあしらわれた可愛らしいネックレスだ。





『あの、これ…』

「来い。着けてやる。」


つけてもらった。



「…絶対にこのネックレスを取るな。いいな?」


そう釘も刺された。
絶対にとらないぞと誓ったがあとで気づくことになる。


『黒いリンゴってなんだかスマホ会社のロゴみたいだなぁ………』



それは言ったらアカン。

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プリンだべたい - めっちゃめっちゃ神作品ですね!!!更新頑張ってください!!! (2022年9月1日 23時) (レス) @page8 id: 07b9ba0dd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:襠千萌 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2022年7月31日 2時

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