唯一無二 ページ24
彼女の婚約者さん、男らしい感じの人で、中性的な章大くんとは真逆だ。
けど、、
女「もう一度"ナオコ"って呼んで欲しくて、、」
って、彼女が章大くんに懇願してる。
章「イヤやし(汗)」
女「呼ぶだけでも、、」
章大くんが彼女に迫られててドン引きしてる。
ギリシャの地でカオスなシチュエーションが巻き起こってて、
『だ、、だめーっ(汗)！』
いよいよ彼女が章大くんに抱き付きそうなところで、慌てて割って入った。
女「何よ、、ちょーだいなんて言ってないじゃない！」
『章大くんが私以外の名前呼ぶとか絶対だめっ！』
章「A、、」
彼女が、私を章大くんから引き離そうとするから、それに抵抗して章大くんに強く抱き付く。
『そもそも！、、』
女「、、何？」
『ぜんっぜん似てないし！その婚約者さんが可哀想です！』
章「、、俺が可哀想なんちゃうの？」
『だって、、』
違う人に面影重ねるなんて、、
『あなたにとってその人は唯一無二じゃないんですか？』
女「、、」
誰かが代わりになれる程度の人なのかな、、
全く違う容姿の章大くんと婚約者さんを間違えるなんて、、
『私は、、たとえ章大くんそっくりな人でも、それは章大くんじゃないから何とも思いません！』
章「、、キュンてした、、」
女「そんなこと、、分かってるわよ！」
でも寂し過ぎて、、って号泣し出した。
「、、Are you ok?」
『、、』
見兼ねた金髪のウェイターさんが困った様子で聞いてきた。
章「sorry、、I am ok、、」
章大くんがその人と何か話したあと、
「take your time(^_^)」
笑顔で戻っていったウェイターさんのおかげで空気が少し落ち着いた。
『、、代わりを探すことより、婚約者さんのことをめいいっぱい想って泣くことが大事なんじゃないですか？』
今度は諭すように説得したら、
女「、、お邪魔しました。」
章「、、」
『、、』
泣き止んだ彼女が突然立ち上がって、スタスタお店を出ていった。
章「何やったんや、、」
数秒間の沈黙のあと、章大くんが腑に落ちてない感じで呟く。
『寂しかったんじゃない？』
「、、いや俺ら関係ないし！」
『日本人だからじゃない？』
「そこ繋げたら1億人知り合いなんで？」
『まぁそうだけど、、』
そして、ああ言えばこう言う、、
『それより！章大くん"ぶさいく"とかだめだよ！』
「やってほんまやんかー(笑)」
『私はオブラートに包んだもん。』
「お前も思ってたんかい(爆)」
『あ、、』
挙げ句、挙げ足を取られた。
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ゆ - めちゃくちゃ面白かったです！！なんで自分はテスト期間にこの神作品と出会ってしまったんだろう、、と読んでいる間ずっと思ってました笑 (2022年10月7日 22時) (
レス) @page50 id: 0983414f21 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - あと、前半の方ですが、2箇所くらい名前が「ひより」になってました！ (2022年3月3日 12時) (レス) id: c8b64566cd (このIDを非表示/違反報告)
えむ - 読ませていただきました！ちょっとヤスくんが本物よりブラックな感じはしましたけど笑（お話なのでそうですよねアンチじゃないです）、面白かったです！あだっ、っていうのは痛っていう関西弁なんですかね…笑 あだって初めて聞いたもので…笑 面白かったです (2022年3月3日 12時) (レス) @page17 id: c8b64566cd (このIDを非表示/違反報告)
Mari(プロフ) - 久しぶりにひよりんさんの作品読み直して何度読んでも好きな作品です。 (2021年9月20日 15時) (レス) id: 0a5a3ede14 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ふみさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！最近は滞ってますが、再開に向けて頑張ります！ (2020年9月10日 7時) (レス) id: 222226e292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2019年6月12日 20時
