余計な不安 ページ7
章「莉乃と何話してたん？」
お昼休憩。
丸山さんと亮さんは忙しいから、今日は章大くんと二人でお昼ご飯。
『えー、、章大くんは私を選んでくれたんだから自信持ちなさいって励ましてくれてた(笑)』
「何で下からやねん！俺選んでもらう側やし！」
『、、男の人の女性の理想像って蘭さんみたいな人じゃないの？』
蘭さんの裏の顔は言わないことにした。
だって、自分がスゴく嫌な人間になりそうだから。
でも、少しでも安心したいから、
違う方を聞いてみた。
そしたら、
「あんな堅苦しいのとずっと一緒やったらしんどいわ(笑)」
だって。
『喋ったことある？』
「あるよ？言葉も固いねん。」
完璧な尊敬語謙譲語で聞いてるこっちが疲れるわ、って。
「でもな、、」
『、、』
たまに言葉態度を崩してきたりするんだって。
例えば、テンション上がったときは一瞬タメ口になったり、ボディタッチが多かったり。
『男の人がキュンてするヤツだ(笑)』
「そーそー、Aにされたときはキュン死しそうやった(笑)けど、、」
『、、けど？』
「あの子は分かっててやってる気がする、、」
『、、』
さすが章大くん。
嗅覚でそれを感じてるなんて、、
「ただ、俺には全く響いてへんけどな(笑)」
『よかった、、安心した(笑)』
「てか心配することちゃうし！」
『だって言ってくれなかったから、、』
蘭さんのこと、章大くんの口から聞きたかった、って言ったら、
「余計な不安を煽るようなことはしたくない。」
『、、余計な？』
「そー、元カノとか好きやった女やったら別やけど、、」
ただ向こうが一方的に好きとか、いちいち言うてたらキリないわ。
だって。
『うん。分かった。』
「そんな事より！」
『、、？』
「パーティーの服買いに行こっか♪」
『そんな事、、』
「Aにどんなドレス着させるかが大事！」
章大くんは、今まで深刻に考えてた蘭さんの事よりも、パーティーに着ていく服の方が大事らしい。
「土曜日やろ？お直しせなアカンかもやから、、」
よし、今日行こう！って、突然言い出した。
『今日！？章大くん忙しいでしょ(汗)？』
「ううん、いけるで？お、もう行かな！」
『え、、あ、、ちょ、、(汗)』
私が戸惑ってたら、私の食器とトレーを自分のトレーに重ねて返却口へ持っていってしまった。
返却口にいた女の社員さんが、
「お疲れ様です♪」
って章大くんに上目遣いで挨拶してて、
『不安だ、、』
余計な不安は常に付きまとうみたいだ。
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ひよりん(プロフ) - 凛ちゃんありがとう！頑張れるっ(T-T) (2019年6月23日 6時) (
レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - ひより、何回読み返しても面白いよ。その度毎に感じ方が違うよ。私は大好きよ。 (2019年6月22日 18時) (レス) id: fb6d980ce6 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - 熊鮭さん» これまで読んでいただきありがとうございます。人それぞれ、価値観や趣味趣向も違うので仕方ないことだと思います。が、、このコメントに関してはただただひよりんが傷付くだけですね(T^T)報酬があればそこに真摯に向き合えるのですが、、(￣▽￣;) (2019年6月22日 14時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
熊鮭(プロフ) - 今まで面白いと思って読んできました。渋谷さんｶｯﾌﾟﾙの話が続いて､え？って思ったりもしましたがどう終わるのか楽しみにしてきましたがお嬢様と和解した形になったときﾃﾝｼｮﾝが下がりました。なので今読むのをお休みしています。 (2019年6月22日 11時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - ハニーレモンさん» うんうん、書きたくなったら続編も考えとくね！ (2019年6月12日 23時) (レス) id: ce87251b5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよりん
| 作成日時：2019年4月1日 18時
