fruit of our love (青) 〜追い恋 2nd〜 (10)

セレブ ページ32

『おー、スゴい、、』

10階の左側の奥。

リビングは、1.5倍どころか２倍はある。

心「広過ぎて困ってます(笑)」

部屋のひとつは、すばるくんの楽器や機材置き場にするんだって。

『飲み会はうちよりここでしょー！』

めっちゃ広いもん。絶対ここの方がみんなのんびり出来るじゃん。

心「ダメダメ、飲み会はAちゃんちって決まってるから(笑)」

Aちゃんちでも十分のんびり出来るよ！

だって。

『バルコニーでバーベキューは？』

リビングと同じくらいの広さのバルコニーがある。

心「それは大賛成！！」

『うぇーい♪』

・

『ただいまー！』

章「おかえりー。」

渋「おもろかった？」

二人が葉月と一緒に寝転がってる。

『バーベキューは必須だね！』

章「何の話(笑)？」

渋「ベランダな(笑)」

心「あれあれ、、えと、、グラ、、グラン、、」

『グラン？』

章「グランピング(笑)？」

心「それっ！」

渋「どれ？」

『あー、、それね、、』

渋「お前絶対知らんやろ(爆)！」

バレた、、

章「セレブなバーベキューやな(笑)」

心「今流行ってるもんね！」

そうなんだ、、

渋「また調べとくわ(笑)さて、、」

帰ろか、って寝転んでたすばるくんが起き上がる。

『また来週！』

章「時間教えてな？」

渋「おん、ほなまた明日。」

心「ばいばーい！」

14時頃、玄関で二人を見送った。

『うち来客多いね(笑)』

章「ホンマやなぁ(笑)」

『あ、あれ教えて！何とかピング！』

"セレブなバーベキュー"の"セレブ"に女子は弱い。

「グランピング(笑)？」

『それそれ！』

「ええよー、おいで？」

章ちゃんが私の手を取って、リビングに戻ってパソコンの電源を立ち上げた。

『おー、、カッコいい、、』

章ちゃんに、何とかピングの画像を見せてもらう。

「まず名称から覚えよな(笑)？」

"グランピング"やで？はい、言うてみ？

って、５回くらい言わされた。

来週はとうとう渋谷夫妻が引っ越してくる。

『葉月ー！楽しみだねー♪』

「よかったねー(^_^)」

葉月を抱っこしてる私を、章ちゃんが葉月ごと抱きしめて、

「でも、あんまりよそ見すんなよ？」

『、、』

「お前は俺のんやからな？」

急に声が低くなって怒った雰囲気、、

『やーん、カッコいい///』

葉月ちょっとごめんね、ってマットに寝かせて、章ちゃんに抱き付いた。

「怒ってるんですけどっ！」

『うん、知ってる♪』

でも、"俺のん"とか言われたらキュンてするでしょ？

初心(青side)→←この際

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す