fruit of our love (青) 〜追い恋 2nd〜 (5)

内緒 ページ37

村「Aが心配することちゃう(笑)」

横「そうそう。」

心「死んでも害ないし。」

丸「死んだらアカンのよ(笑)？」

渋「休み明けが楽しみやな！」

大「ほな仕切り直して、、」

柚ちゃんと柚ちゃんママも呼んできて、

カンパーイ！ってまた乾杯しなおして、何事もなかったかのようにバーベキューを再開した。

章「A？食べよか(^_^)」

『、、うん。』

章ちゃんが私の頭を撫でながら優しく言うから、気にしないで楽しむことにした。

けど、、

ｴﾘ「何か、、ウケる(笑)」

お葬式みたいな空気の岩見グループ。
何回か他の男の人がコッチに来ようとしてたけど、岩見修司さんが必死で止めてた。

そんな岩見グループを他所に、こっちは最高に盛り上がってて、
すばるくんがぞうさんギターとハープを持ってきてたから、
章ちゃんがギターを弾いて、大倉さんがテーブルを打楽器にしてライブが始まる。

『T.W.L(笑)！』

女子はタオルを持たされて、ブンブン回させられて、

章ちゃん以外のメンバーは踊ってるし。

華「柚が壊れた(笑)」

柚ちゃんはタオルと一緒に頭も振ってた。

盛り上がりも一段落した午後3時。
男子は新ビルのことで話し込んでて、女子は水遊び場で柚ちゃんと遊んでる。

私も足を水に浸けて遊んでたけど、虫かごと網を持って、

『行く人！』

ってみんなを誘ったら、

ｴﾘ「行ってらっしゃい。」

華「虫は要らないからね？」

心「、、ごめんね(汗)」

柚母「私も苦手だなぁ、、」

ことごとくみんなに断られて、一人で奥の林に虫を探しに行くことにした。

今日は土を掘って幼虫探し。

『きばってこーぜ！いぇいいぇいいぇい、、』

鼻唄を歌いながら、大きな木の下を掘ってたら、ミミズが出て来て、

『スゴい、、この林は人間の手を入れてないんだ、、』

ミミズがいるのはいい土の証拠。
適度に湿ってて、幼虫には好環境だ。

『ズッコケおとーこみちー♪』

「ご機嫌やんか(笑)」

章ちゃんが私の隣にしゃがんで、ペットボトルのお水をくれた。

『ありがと！』

喉が乾いてたから一気に半分位まで飲んでたら、

「水分摂らなアカンで(笑)？」

なんかおった？って虫かごを覗いてる。

『まだ、、』

もうちょっと奥の方行こうかなぁ、、
って思ってたら、

「疲れてへん？」

『うん、まだ大丈夫！』

「じゃあ奥行ってみよか？」

章ちゃんが虫かごと網を持ってくれて、少し奥の大きな木の裏で、

「みんなに内緒♪」
『ふふっ(笑)』

キスしてくれた。

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