台無し ページ48
大「何すか?」
章ちゃんが然り気無く私に背中を向けて、旦那さんを遮った。
大倉さんもエリちゃんに同じようにして、緊張感が漂う。
旦「妻が、そこのお嬢さん達にバカにされたらしくてね、、」
謝罪しろ、って言ってきた。
もうほとんどお客さんはいなくて、お店の人も片付けで大忙しだから気付いてない。
大「そちらの奥様も非常識だったみたいですけど?」
大倉さんが、落ち着きを払って丁寧に対応してる。
旦「これだから親の脛かじりは嫌いなんだ。」
『ちょっと、、』
ムカついて言い返そうと思ったけど、
章「A!ええから。」
章ちゃんに止められた。
章「奥さん、俺らの仕事とか会社名とか、家庭の経済事情まで聞いてきたみたいですよ?」
そら不快になるでしょ?って優しく説明したけど、
旦「君らのそういう態度も気に入らんな。」
って、ふんぞり返って動こうとしないし。
少し寒くなってきて、両手で自分を抱きしめてたら、
章「妻が風邪引きそうなんで、そろそろ失礼します。」
って立ち上がって私の手を取った時、
旦「バカにするのもいい加減にしないかっ!」
って突然怒鳴った。
ビクッ!て身体が震えて、章ちゃんに抱き付いたら、背中に私を隠して見えないようにしてくれた。
大「ちょっと落ち着きましょうか?」
旦「謝ればすぐに済む話だろう!」
章「ちょっと、、声デカイわ、、」
Aが怖がるから止めて、って旦那さんに言いながら、私とエリちゃんを端っこに促した。
旦「謝れ!」
大章「「イヤです。」」
ハモった。
旦「クソガキが、、」
章「そのクソガキに大人な対応出来へんあんたの方がクソガキやん(笑)」
大「ヤス、核心突いたらあかんわ(笑)」
あ、、いつもの二人に戻ってしまった、、
エリ「ヤバイよ、、火に油を注いでるよ、、」
『お店の人呼びに行く?』
そうしよう!って決めて、エリちゃんとそーっと反対側のついたてから出ようとしたら、
「お客様!どうされましたか(汗)!?」
女将さんが、慌てて章ちゃん達と旦那さんの間に入ってきた。
旦「コイツらの態度が気に入らん。出て行かせろ!」
エリ「イヤイヤ、無理だから。」
女将「とにかく、お嬢様方が怯えてらっしゃいますので、、」
私達だけ部屋に帰るように言われた。
章「せっかくの旅行が台無しやわ、、」
大「ホンマ、はよ終わらして。」
二人の声を背に、エリちゃんと二人でついたてから出たら、奥さんが勝ち誇ったように笑顔で挨拶してきた。
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ひよりん(プロフ) - さっちゃんさん» いやいや、十分励みになってます(〃∇〃)ひよりんも頑張る! (2017年3月14日 11時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - こちらこそありがとう(*≧∀≦*) これからも付いていくよ〜\(^o^)/ あたしは大したコメント出来ないけど 更新とひよりんコメント 楽しみに 毎日ガンバるp(*^-^*)q (2017年3月12日 22時) (レス) id: f006844ad0 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - さっちゃんさん» ひよりんハッピーエンド好きやからねー(*´ω`*)切ないのは一生書けんと思うー(* ̄∇ ̄*)そんなひよりんに付き合ってくれていつもありがとー(*≧∀≦*) (2017年3月12日 21時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - yukiさん» お帰りー!長かったやろー(汗)最近暇やからめっちゃ更新してるかもー(*≧∀≦*)こちらこそいつも読んでくれて、コメントくれて感謝感謝\(^o^)/ありがとー(^з^)-☆ (2017年3月12日 21時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - ひよりんが 他の方の作品読んで そうなるように あたしもいつもひよりん作品で ハラハラドキドキ キューってしてるよ〜(*´ο`*) でも結構免疫付いてきて 最後はホッコリデレデレさせてもらってます(*´ω`*) (2017年3月12日 18時) (レス) id: f006844ad0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひよりん | 作成日時:2017年2月14日 7時