追いつけない恋 (青) ⑲ (ページ10)

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どういうこと？(青side) ページ10

夫「お気持ちは分かります！大事な人を傷付けてしまって本当に申し訳ありません(汗)！」

いやいや、お前だけ謝んの？

『あんただけ謝ってるけど、コイツらは？』

夫「いや、、」

じゃあ、嫁が旦那の隣に立って、

嫁「うちの息子が申しわ、、」

『そもそも、お前が全部悪いんちゃうんか？』

嫁「、、それは、、ｸﾞｽｯ」

なんか泣き出したけど、、
全然響かんけど、、

息子「ママをいじめるな！」

嫁「カズちゃん、、」

いや、そこ感動するとこちゃうやろ？
てゆうか、、

『おい、お前男の癖に武器使って女傷付けたらしいやん。』

勇ましく嫁の前に立ちはだかってる息子に話しかけたら、驚愕の表情に変わった。

息子「アイツがママをいじめるから、、」

『じゃあ、俺の女いじめたお前のママを、俺が殴っても文句言えんわな、、』

夫「、、そんな、子供相手に、、」

はぁ？ふざけんなよ、、

『そんなんやから、コイツがこんなことするんちゃうんか？』

旦那に詰め寄って、怒鳴ろうとしたら、

「章ちゃん(汗)！もういいよ、、」

Aが後ろから俺に抱き付いてきた。

『Aはよくても俺がアカンねん。』

旦那がAの顔を見て、

夫「傷の方は、、」

『２針。どうしてくれん？これから出掛ける用事いっぱいあんのに、、』

すみません！って深く頭を下げて謝ってる旦那に、

「ちゃんと奥さんとカズくんのこと見てあげてますか？」

Aが、旦那に向かって言った意味が分からんくて、

『どういうこと？』

って無意識にAに聞いてた。

「あなたが奥さんを守ってあげないから、カズくんはママを守ろうとしたんじゃないですか？」

嫁「、、」

息子の年齢は、まだ両親に守ってもらいたい、安心感に包まれたい年頃やのに、ってAは言う。

「ママが悲しい顔してたら、カズくんじゃなくてパパがママを笑顔にしなきゃ、、」

『それで何でお前が被害被るんや？』

「それは、、分からないけど、、」

分からんのかい、、

その時、

「夫はほとんど家にいません、、」

って嫁が話し出して、、

平日は夜遅く、土日も寝てるか仕事かでほったらかしやって。

いつも息子と二人っきりで寂しかったって。

嫁「そんな私の事を息子は心配してくれて、、」

やけど、息子の大好きなパパのことを悪く言いたくないから、Aの名前を使ったって。

嫁「でも、まさかこんなことになるなんて、、」

泣き出す嫁に、

「面倒臭い女、、」

Aがディスり始めた。