追いつけない恋 (青) ⑲ (ページ49)

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伝わる(青side) ページ49

Aらがエリのとこ行ってる間、みんなと喋ってたら、

女「今日はどちらのご結婚式ですか？」

って知らん女二人が俺らに話しかけてきた。

丸「おたくは？」

女「私達は、、」

何や知らん名前やって、

丸「あー、うちと違いますわー(笑)」

って、まるが、こっちの名前は言わず回避した。
まるの嫁と柚が帰ってきてからは、だれも喋り掛けてこんようになって、

『柚、お前も役立つやん(笑)』

って一応誉めといた。

あー、Aはよ帰って来んかなぁ、って思ってたら、

あ、帰って来た。

『A、お帰り。』

「ただいま！」

繋ごうと思って伸ばした手をスルーして、俺のネクタイを直し始めるから、
腰に手をまわして抱き寄せた。

「カッコいいねぇ、、」

『ありがとー♪』

渋「アホ夫婦や。」

渋やんのディスりも何とも思わん。
やって、ホンマやもん。

チャペルの入り口でAに見送られて中に入ったら、
真っ白のタキシードを着た大倉が立ってて、

横「えらい男前やなぁ(笑)」

エリ側の女性の親戚が、全員見とれてるし(笑)

左右に分かれて座って入場を待ってる間、

大「アカン、、吐きそうや(汗)」

って、めっちゃ緊張してる(笑)

亮「たっちょんアホや(爆)」

村「おい、吐くなよ。」

渋「逆に忘れられへんもんになるけどな？」

丸「アカンアカン！神聖な場所で(笑)」

厳かとは無縁の空気が流れて、
大倉らしいな、って思った。

突然、ドアの向こうから、

「「ウエーイ！」」

って声が聞こえてきて、

『アイツら、何しとんねん(笑)』

亮「絶対Aやわ(笑)」

村「完全親父さん、巻き込まれとんな、、」

でも、扉が開いた瞬間、全員が息を飲んだ。

横「ビジュアルは圧巻やな、、」

村「やっぱアイツらスゲーわ、、」

ま、Aが一番やけどな♪

式の間、ずーっとニコニコしてて、
誰よりも大きな拍手してて、
エリのこと、ホンマに好きやねんな、って見てて伝わる。

大倉とエリがキスした時、不意にAと目が合った。

『ふはっ、めっちゃ可愛いやん(笑)』

ニッコー！！って笑顔になって、小さく手を振ってくる。

亮「A、新郎新婦より幸せそうやで(笑)？」

亮がからかってきたけど、

『やろ？俺が大事にしてるもん。』

当たり前のこと聞くなよ。

一生懸命エリと大倉の世話してるAを見てたら、Aに触れたくなって、、

式が終わってすぐにAを外に連れ出して、
デカい木の陰で数時間ぶりのキスと、後半日分のキスをした。