追いつけない恋 (青) ⑲ (ページ21)

今日:28 hit、昨日:51 hit、合計:1,456,839 hit

虫除けページ21

お昼休憩に、携帯を見ながら明日の予定を考えてたら、

章「決まった？」

章ちゃんが焼き魚定食を持ってきた。

『イチゴ狩り！』

章「どこにあんの(笑)？」

携帯を章ちゃんに見せる。

東京の郊外にある農園。
ハウスだから一年中出来るみたい。

章「昼から？」

『カフェでブランチしてー、おやつにイチゴ♪』

章「ほんで(笑)？」

夜は？って聞くから、

『夜は、、』

村「ヤスんちでライブのミーティング。」

ヒナちゃんがラーメンを持って前に座った。

章「たまには大倉んちでええやん、、」

村「大倉が鍋作ってくれるらしいわ。」

18時までに帰ってこい、って。

章「パワハラや、、」

村「あ？俺がルールじゃ(笑)」

という事でイチゴ狩りだけになった。

その日の夜は、

「明日も夜は二人になれんから、、」

『もー、、やだぁ(泣)』

章ちゃんがサイボーグ化する。

「♪～」

・

翌朝はゆっくり起きて、11時頃カフェに入った。

ぽかぽか陽気で、上着が要らないくらい。

「あんまり食べたらイチゴ食べれんで(笑)？」

『うん。デザートは食べない！』

「ええ子(^_^)」

腹八分目で車に乗ってイチゴ狩りに出発。

普通のパーカーにジーパンなのに章ちゃんはカッコ良くて、

『今日もカッコいいね！』

「ありがと♪」

レスポンスは可愛い。

農園に着いたら、家族連れやカップル、友達同士と幅広い客層だ。

「結構多いなぁ、、」

『イチゴなくなる？』

「なくなったら買って帰ろな(笑)？」

千疋屋で！ってゲスいこと言う章ちゃんが、この中では１番カッコいい。

友達同士で来てる女の子達が、章ちゃんを見てザワッとしてる。

『章ちゃん、カッコいいが溢れてる！』

「マジか？じゃあ、虫除けしとこ♪」

ガシッて私の頭を掴んでスッゴいキスしてきた。

『んー(汗)！！』

章ちゃんのおでこをグーッて押すけどびくともしないし、

チュッ！って音を立てて離れたと思ったら、ベロッて唇を舐められた。

『＃※＊♯☆///(汗)』

「声出せ(爆)！」

開いた口が塞がらなくて、章ちゃんにペシッて頭をはたかれた。

まわりなんか見れなくて、章ちゃんの腕に顔を埋めて気持ちを落ち着ける。

『もー、、バカ、、』

「見てみて！あの子ら真っ赤っ赤(笑)」

章ちゃんを見てときめいてた子達が動揺してるのが分かる。

てゆうか、、

『私も動揺させてどうすんの(汗)！』

「えー、、いい加減慣れろよー(笑)」

って私を抱き寄せる章ちゃんは悔しいけどやっぱりカッコいい。