追いつけない恋 (青) ⑲ (ページ18)

今日:9 hit、昨日:64 hit、合計:1,456,950 hit

女子高生ページ18

お店の人がメンテナンスしてくれてる間、機材を見てる章ちゃんに、

JK「あの、バンド名教えて下さい！」

章「関ジャニ∞」

JK「次のライブはいつですか？」

女子高生はスゴい。
何てアクティブなんだ、、

章「Aー、来週やった？」

『土曜日。』

JK「チケットあるんですか？」

章「知らーん。」

『高科さんは完売って言ってた。』

スゲー！って特に興味無さそうに言いながら、機材のパンフレットを見てる。

JK「ねぇ、何とかして？」

クルッて私にターゲットを変えて詰め寄ってくる、、

『いや、、チケットの管理は大学がしてるので、、(汗)』

JK「え、マネージャーじゃねーの？」

マジ使えないんだけど、って短いスカートから長い足を出してふんぞり返ってる。

えと、、私あなた達より5歳くらい年上なんだけどな、、

『えと、、関ジャニ∞のホームページがあってね、、』

って女子高生の迫力に負けないように、
そして、大人な対応を心がけて話そうとしたら、

章「Aー、行こか？」

私の頭をポンポンってして章ちゃんが呼びに来た。

JK「じゃあギター！ギター教えてください！」

まだまだ引き下がらない女子高生。
章ちゃんが、キョトンてしてて、

章「あー、ムリムリ。ごめんやけど。」

JK「月１でもいいから！」

『いった、、』

お願いします！って私を突き飛ばして、
章ちゃんが彼女達に囲まれた。
どさくさに紛れて腕とか組まれてる章ちゃんが、

はぁ、ってため息ついて、、

章「離せクソガキ。触んな。」

JK「、、」

章「は・な・せ。」

聞こえとんのか？って氷の目をして彼女達を見てる、、

驚愕の表情で、パッと章ちゃんの腕から手を離した女子高生に、

章「あと、俺のAに何してくれとんねん、、」

勝手に触んなよ、って呟きながら私を抱き寄せる。

JK「、、」

呆気に取られてる彼女達の前で、

章「焼き肉行くで(^_^)？」

ようさん食べや？って私に最高の笑顔を見せるから、、

『もー、怖いよ(苦笑)』

章「うそん？じゃあ今日の夜はいっぱいキモチくしたるからな♪」

はよ帰ろな？って、更に爆弾を落とした。

JK「、、///」

章「おい、若人！想像すんなよ(笑)！」

ケケケッて、笑いながらお会計に行く。

お店のお兄さんも複雑な顔してるし、、

店「俺も想像してしまうんですけど///」

章「コイツめっちゃええ顔すんねん。」

財布からカードを出しながら普通に言うから、

『恥ずかし///』

お店を出るまで顔を上げられなかった。