追いつけない恋 (青) ⑲ (ページ14)

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大人(青side) ページ14

亮「例えばな？繁忙期で、バイトとか雇うとするやん？」

これやったら、アホな学生バイトでも出来るしな、ってプレゼンのピリピリ感を全く無視した喋りに、

櫻「アホなヤツは雇わないけどね(爆)」

でも確かにそうだよね、って納得してる。

二宮「いいね、アホに寄り添えるプログラマー(笑)」

『日本にマスターシステムをインストールしておいて、ニューヨークのコンピュータとリンクさせるから、、』

亮「バグってもここで修理できるってことや！」

どうじゃっ！ってアメ男に食い付いてる。

『亮、止めとけ(笑)』

櫻井社長と二宮さんが頷き合って、

櫻「エイトカンパニーに決まりだな！」

の一言で、亮とハイタッチして抱き合った。

二宮「どっからそういう発想生まれるの？」

二宮さんの何気ない疑問に、

亮「A。」

櫻「Aちゃん？」

亮「俺、何回もアイツにめっちゃ最強のシステム作ったってんのに、いっつもマニュアル作れって言うてくんねん、、」

今回のテーマが、

[Aでもマニュアルなしで分かるシステム]

らしい。

ちょっと待て、、

『俺の嫁をディスるな。』

二宮「Aちゃん、アホなの(笑)？」

『ちが、、』

亮「おん、めっちゃアホ。」

『おい、、(苦笑)』

亮「章ちゃんおらな死ぬくせに、ニューヨーク行けとか言うねん。」

『、、』

櫻「いい女じゃん！」

二宮「健気だねぇ(^_^)」

亮「やから、離れるのは今回限りになるように、マスターシステム作ってん。」

Aのためや、って残りのバナナオレを飲みながら言う亮に、、

『参った、、完敗や。』

って言うたら、

亮「俺も大人になったやろ？あのアメ男とは違うやろ？」

ってアメ男に指差すから、

男「何だと(怒)？」

ガタッて立ち上がって向かって来そうになる。

『どこが大人やねん(汗)！』

慌てて人差し指を握って、すんません！って謝りながら手を下ろさせた。

櫻「ケンカは外でしてー(爆)」

二宮「サイコー(爆)」

・

無事プレゼンも勝ち取って、

櫻「また、日程は決まり次第連絡するよ。」

『ありがとうございます。』

ガッチリ握手して、ストームをあとにした。

亮「勝って良かったん？」

『おん、何で(笑)？』

亮「離れるで？」

『離れるなぁ(笑)』

でも、、

『今回めっちゃおもろかったから、ニューヨークも楽しみなってきた(笑)』

亮「章ちゃん、、大人になったやん！」

『シバくぞ。』

今週のお休みはAとデートするって決めてるねん。