明日も４５ ページ46
「ちっちゃいデクくんやぁ！可愛い〜！」
「なんで緑谷こっち向かないんだ？」
お茶子と轟君が、出久を囲みながら可愛い〜！と声を漏らす。
その後、共有スペースにて皆に出久を見せるが、前回似たような事があったからか、大して焦ることは無かった。
「出久小さい頃から人見知り激しかったからな〜…許してあげて」
「爆豪君もデク君も小さくなるとAちゃんから離れられなくなる呪いでも掛かってんの？？？」
「うるせぇ丸顔。一緒にするんじゃねぇよ。」
「げ！爆豪君いたん！！！」
「今帰ってきたんだわクソが！！！」
出久は自分よりも一回りも二回りも大きい人達に囲まれて、絶賛震えまくりだ。
私にしがみついたまま、離れようとしない。
元々もの凄く人見知りする方なので、少しこの状況は可哀想かもしれないなぁ…
「おいA、そいつ用の朝ご飯買ってきた。」
「ありがとう勝己、助かる。」
出久の食べる物が無くて、コンビニまで走ってもらった勝己が帰ってきて、たくさんのパンが入った袋を受け取る。
「出久？お腹すいたでしょ？パン食べる？」
「……たべる、」
「よかったぁ〜、どれがいいかなぁ〜？」
指を加えながら顔を上げた出久を抱いたまま、パンを選ぶ。
うるうるの目は少しだけ赤くなっていて、指で拭ってあげると気持ち良さそうに目を細めた。
「デク君かわいいなぁ〜Aちゃんお母さんみたいやし〜」
「ばぶみがすごいな」
「何言ってんだ轟？」
ちょっと何言ってるか分からない轟君に瀬呂君が突っ込む声を聞きながら、真剣にパンを選ぶ出久に目をやる。
勝己が小さくなった時は少しでも目を離せば暴れてたけど、対照的な出久は、穏やかで本当に静かないい子だ。
「ぼくこれにする…」
「決まった？じゃああっちで食べようか…」
一つの包を持った出久を席に促すと、きゅっと制服を引かれる感覚。
「ぼく、Aちゃんといっしょにたべる…」
「ん゛ん゛っ゛」
「Aちゃん！？！？」
ぎゅうっと袖を掴まれて、上目遣いで可愛く言われて、思わず変な声が出てしまったのは、仕方ない事だろう。
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シトロン - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらっています！読むたびに胸きゅんする作品でとても素敵です！これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年12月15日 14時) (
レス) id: 22bac4a663 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - ひなさん» 本当ですか！？さっき直したと思ったんですが、まだ７に行くようになっちゃってますか？！ (2018年2月10日 15時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ごめんなさい間違えました！ (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - この小説の続きへを押すと7にいってしまうようになってますよー (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - 妃薫。さん» コメントありがとうございます！かっちゃんの幼児化1度やったのですが、短かったのでじっくりやるのもいいですね！´`*続編に進みましたので、そちらでもよろしくお願い致します！ (2018年2月10日 13時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akamaru
| 作成日時：2017年12月7日 16時
