明日も３０ ページ31
「どうしたのモノマネくん」
ちょっと心配なので近寄るとさらにあわあわと顔を赤くし始めた
何なんだモノマネくん…
「あ、ちょ、」
「？？」
「き、君は何の役なのかなぁ!?」
顔を覗き込まれるのが嫌なのか、慌てたように話題を転換される
ビシッと指さされたその先には私のドレスが揺れている
「あぁ、これ？一応姫的な…」
ぴらっとスカートを広げて見せるとモノマネくんはいつもの憎らしい顔で言った
「姫ぇ?!君にはちょっと似合わないんじゃないのぉ!?」
「なっ…！」
「ちょっと物間、いい加減にしな」
眉間にシワを寄せた瞬間、一佳ちゃんに首を叩かれてモノマネ野郎が倒れ込んだ
というか何こいつ!!超失礼!!
「こっちだってやりたくてやってんじゃないんだよね…!?なんで君はいつも私に突っかかって来るのかな…!?!?!?」
似合わないなんて私が一番分かってるわ！と思いながら吐き捨てると一佳ちゃんがごめんな、と申し訳なさそうに謝って、それもまた腹が立つ
だって一佳ちゃん悪くないし、悪いのこのクソモノマネ野郎だし
ずるずると連れて行かれるモノマネ野郎に一言、「絶対負けないから」と言って舌を出しておいた
「さて…B組に負けてらんないし…続きから行くよ〜！」
「安心しろA、俺にはもう姫にしか見えねぇ」
「おい半分野郎、どさくさに紛れて腰抱いてんじゃねぇよ。セクハラ野郎にすんぞ」
指示が飛び交う中、さっきの言葉を思い出す
似合わないなんて知ってるわ…！でも腹立つから絶対負けない…！
一層気合を入れ、舞台に駆け上がった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「アンタ本当に馬鹿だよ、世界一の馬鹿だ」
「わかってるよ拳藤…！自分がどれだけ馬鹿で最低かなんて…！」
「本音は？」
「Aのドレス超可愛いかった…なんだアレ…あんなの舞台に出たらヒーローのスカウトじゃなくて芸能界からスカウトが来てしまう…」
「ほんっっっっっっとに世界一の馬鹿だね！」
「だからわかってるよ!!わかったからそろそろ引き摺るの止めてくれないかなぁ!?」
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シトロン - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらっています！読むたびに胸きゅんする作品でとても素敵です！これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年12月15日 14時) (
レス) id: 22bac4a663 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - ひなさん» 本当ですか！？さっき直したと思ったんですが、まだ７に行くようになっちゃってますか？！ (2018年2月10日 15時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ごめんなさい間違えました！ (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - この小説の続きへを押すと7にいってしまうようになってますよー (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - 妃薫。さん» コメントありがとうございます！かっちゃんの幼児化1度やったのですが、短かったのでじっくりやるのもいいですね！´`*続編に進みましたので、そちらでもよろしくお願い致します！ (2018年2月10日 13時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akamaru
| 作成日時：2017年12月7日 16時
