今日も２２ ページ23
［ギャァァァァア］
「「きゃぁぁぁぁあ！！」」
叫び声と共にバーンと画面中央に現れた顔に驚いて声を上げたのは女子では無く男子達だ
ちなみに雰囲気作り！と言いながらも芦戸ちゃんが電気を消していたので暗い共同スペースにはテレビ画面だけが不気味に光っている
勝己はやっぱりどう足掻いても苦手なようで、私の左手を離してくれない
多分暗いから皆気が付いてないと思うけど
「最近のホラーはリアルだね」
「これ主演の女優さんの個性が透過らしいよ」
「どーりで」
「透過と言っても解除可能みたいなんだよね...葉隠さんとは違うのかな...じゃあやっぱりキャパとかあるのかな...そうなると...」
足が透けた女の人を見ながら出久がブツブツと唱え出すのは何時ものことだ。
「お、お前らなんでそんな平気なんだよ！！」
ギャァァ！と叫びながら瀬呂君が聞いてきて出久と顔を見合わせる
多分小さい時から自分達より怖がりな勝己と一緒にいるから自然と平気になったんだろう
自分より怖がってる人いると怖くなくなるじゃん、ホラーって
「怖くないとか言ってこええじゃねぇーか！」
「はー？！全然怖くないよ！！」
ギィャァァァと耳を塞ぐ男子の面々に女子の厳しい言葉が飛び交う
ぶっちゃけ全然怖くは無い
苦手って言ってた耳郎ちゃん普通に見てるし
「あれ、今なんでコイツ井戸から出てきたんだ？？喉渇いてたのか？？」
「うんそうそう」
「なんでわざわざ廃墟に行ったんだ？？こうなるに決まってるよな？？」
「あー確かに」
ホラー初体験なのか、ジャパニーズホラーの代表、井戸や廃墟に突っ込みを入れる轟君に適当に返事をする
本人も楽しそうなので何よりだ
バリーンとか大きな音が鳴るたびにギュッと目を瞑って手に力を込める勝己がちょっと可愛くて思わず笑みがこぼれる
なんかいたずらしたくなっちゃって、ギュッと目を瞑っている勝己の耳にふっと息を吹きかけると「うぉ、」と声を上げた
可愛い
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3295人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
じゃすみん(プロフ) - 話がちゃんとしてて、かっちゃんかっこよくて最高です！ (2020年7月9日 12時) (
レス) id: 5f05957821 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - ゆっこさん» たくさんコメントありがとうございます´`*まず、リクエストありがとうございます！是非書かせて頂きます。そしてpixivでは別ジャンル等も含み既に活動しているのでもし機会があれば読んでくれると嬉しいです。ゆっこさんもお書きになっているんですね！読みますね！´`* (2018年9月16日 2時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ - そして私のヒロアカの夢小説の題名が【根本的お馬鹿優等生の正論】です！！もう一つは【会心の一撃は恋だった】です！！ぜひ評価お願いします！ (2018年9月10日 23時) (レス) id: 48cfca5af0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ - さらに言うなら私ゆっこって作者名で絵描いてるんです！！！！かっちゃんの缶バッジのアイコンで！！！ヒロアカの夢小説私も描いてて！でも絵載せる事が出来ないのでpixivのアプリに載せてるんです！！！応援してます！因みにゆっこだけで検索すると出て来ます！！ (2018年9月10日 23時) (レス) id: 48cfca5af0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ - あとコレアドバイスなんでけど！！！！pixivってアプリ取って自分で描いた絵を投稿出来るんですよ！！！！んで！！貴女様の画力の漫画見てみたいんです！！なんなら一枚だけでも！！！！ (2018年9月10日 23時) (レス) id: 48cfca5af0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：akamaru
| 作成日時：2017年11月4日 16時
