生まれ変わったらクズでした……４

猪頭 ページ47

炭治郎side

……

……

…成仏してください

成仏してください

よし！

炭治郎
「獪岳兄ちゃん！！清！！
てる子ーーーーー！！」

バン

獪岳(A)
「まっ…！落ち着け清！！てる子！！」

てる子
「キャァアア」

清
「うわーーーーーっ」

ドンガラガシャン

うわ！？本、茶碗！？

炭治郎
「なんで物を投げつけるんだ」

清
「たっ炭治郎さん
ごめんなさい鼓が消えちゃって
混乱して…………」

てる子
「ごめんなさい」

それにしても無事で良かった

やっぱり獪岳兄ちゃんは頼りになるな

炭治郎
「さ、外に出よう」

獪岳(A)
「待て」

ガシッ

…！

炭治郎
「な、何故、頭を掴むんだ？
獪岳兄ちゃん」

獪岳(A)
「何でだと思う？
当ててみろ炭治郎」

心当たりしかない！！

炭治郎
「俺が獪岳兄ちゃんとの約束
や、破ったからだ」

獪岳(A)
「正解だ
……ハァ、まったく
炭治郎こっち向け」

炭治郎
「すまない」

獪岳(A)
「……怪我増えてんじゃねぇか
次、同じことしたら
布団で簀巻きにして藤の家に
置いてくからな」

炭治郎
「獪岳兄ちゃん、ありがとう」

ねずこを連れて来てくれて

外に一人になってしまっていたら

気が気でないから

獪岳(A)
「……？？？
おう、そうか
手当ては外に出てからにする
後、炭治郎
清は俺が背負うから
無理するな」

炭治郎
「え？これくらい大丈夫だ」

獪岳(A)
「……炭治郎？」

…！！怒っている匂い

炭治郎
「でも大丈……」

清
「わ、わーい、獪岳さん
お願いします！」

獪岳(A)
「よし！清は俺が連れてくからな」

炭治郎
「じゃあ、俺はねず…」

獪岳(A)
「箱は前に背負うし
清はそのまま後ろに背負う
だから炭治郎は大人しく
てる子と着いてこい」

そんな……

ギュ

てる子
「いっしょに行こう」

炭治郎
「…！そうだな」

花子を思い出すな

よくこうやって手を繋いだっけ

……

……

……！あった玄関だ

炭治郎
「あっ善逸と正一の匂いがする
外に出てるな二人共無事……
アイタタタ」

てる子
「大丈夫ですか？」

！！血の匂いだ

伊之助
「刀を抜いて戦え
この弱味噌が！！」

善逸
「痛っ！！何すんの？？
おま、頭オカシイんじゃねえの！？
いきなり殴る普通！？」

伊之助
「うるせぇ！！俺と戦え！！」

ドガッ

善逸
「グフ！！ちょっ、おま
この猪頭やめろ
洒落になんないって！」

正一
「……うぅ……うぅう」

獪岳(A)
「……おい、お前ら
何していやがる」

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