暗示 ページ28
炭治郎side
本当に小さい子どもみたいだ
たくさん人を殺しているだろうに
十二鬼月だとおだてられ
騙され戦わされ
鬼舞辻の呪いで殺された
救いがない……
死んだ後は骨すら残らず消える
人の命を奪った報いなのか…
鬼舞辻あの男は
自分を慕う者すら、この仕打ち
…
…
…本物の鬼だ
獪岳(A)
「……行こう炭治郎
珠世さん達が待ってる、
それにちゃんと治療したいからな」
炭治郎
「わかった
ごめんね、迷惑かけちゃって」
獪岳(A)
「ん?手を貸すくらいするさ
お前相当頑張っただろ?
ボロボロだぞ」
炭治郎
「……兄ちゃん、本当にありがと」
側に居てくれて
先ほどの鬼は十二鬼月ではないうえ
それに弱すぎるとも言われた
頑張るんだ俺!
獪岳(A)
「……炭治郎あのな」
珠世
「獪岳、炭治郎さん
こちらです地下へ」
炭治郎
「行こう獪岳兄ちゃん」
獪岳(A)
「……ああ」
…此処を降りればいいのか
ねずこ、どこも悪いところないと
いいけど…
ねずこ
「…!む!」
炭治郎
「ねずこ!っと、わわ」
獪岳(A)
「っと、おい!ねずこ、炭治郎
怪我だらけなんだぞ
急に抱きついたら駄目だろ」
ふふ、俺にこんなに甘えてくれる
なんてな
いつもは家で長女してたからなぁ
…!
炭治郎
「わ、なんだ
ねずこ?」
獪岳(A)
「…!お、おい、なんで頭撫でるんだ」
俺も…なんで
ねずこ
「むうーー」
くるりと翻ってねずこが珠世さんに…
ねずこ
「む〜〜♪」
ギュッ
珠世
「…!」
炭治郎
「ねずこ…」
珠世
「先程から、ねずこさんが
このような状態なのですが…
大丈夫でしょうか」
炭治郎
「大丈夫です
多分二人のことを家族の誰かだと
思っているんです」
珠世
「?しかし、ねずこさんのかかって
いる暗示は人間が家族に見えるもの
では?」
ねずこ
「むーー」
ナデナデ
愈史郎
「やめろ!撫でるな!」
珠世
「私達は鬼ですが」
炭治郎
「でも、ねずこは人間だと
判断しています
だから守ろうとした
俺…ねずこに暗示かかってるの
嫌だったけど
本人の意志があるみたいで良かっ…」
…!え、泣い…え?
珠世さん泣いて…え?
炭治郎
「すいません!!
ねずこ、ねずこ!
離れるんだ失礼だから!!」
獪岳(A)
「待て炭治郎、違うんだ」
えっ…
珠世
「ありがとう…ねずこさん
ありがとう…」
ねずこ
「むーー♪」
愈史郎
「……羨ましい」
ボソッと聞こえた愈史郎さんの
声は聞こえなかったことにしよう
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ゆめのなか(プロフ) - はーちゃんさん» コメントありがとうございます!頑張って続き書きますね! (2020年4月29日 21時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)
はーちゃん - 続き待ってます!! (2020年4月29日 20時) (レス) id: 3ad67a8a12 (このIDを非表示/違反報告)
シバ - 獪岳がイケメンだぁぁぁ!!!! (2020年4月29日 11時) (レス) id: 344258cf85 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめのなか(プロフ) - ミクさん» コメントありがとうございます!これからどうなるかドキドキですね (2020年4月28日 10時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)
ミク - 可愛いなぁwww (2020年4月28日 8時) (レス) id: a9cc5a3073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめのなか | 作成日時:2020年1月15日 21時