生まれ変わったらクズでした……４

鬼だから ページ21

炭治郎side

炭治郎
「…ねずこ奥で眠っている女の人を
外の安全な所へ運んでくれ！！」

ねずこ
「むーー！」

今までの鬼と

明らかに匂いが違う…！

強いのか…？愈史郎さんがやられてしまっ…！

獪岳(A)
「愈史郎…！おま…！」

愈史郎
「獪岳！！お前だけは例外だが
他の鬼狩りと関わるのは俺は御免だ！」

え？エェー−−！！！

愈、愈史郎さん、それどうやって喋ってるんだ！

獪岳(A)
「首から上まだ再生してねぇのに
どうやって話してんだ……キメェ」

愈史郎
「…！シバくぞ！」

獪岳(A)
「……そうか、早く治せ心配させんな」

珠世
「炭治郎さん…！鬼が」

…！しまった、つい二人の事が気になって

朱紗丸
「…耳に飾りの鬼狩りはお前じゃのう」

！！俺を狙っているのか！？

…後ろには珠世さん達がいる！

炭治郎
「珠世さん、身を隠せる場所まで下がって
ください」

珠世
「炭治郎さん、私たちのことは気にせず戦って
ください……守っていただかな」

獪岳(A)
「俺が珠世さん達と一緒にいる
大丈夫だ行け炭治郎」

珠世
「獪岳、貴方も行ってください
気にしないで私たちは」


獪岳(A)side

獪岳(A)
「鬼だから？」

珠世
「…！……ええ、そうです」

悲しそうに俯く珠世さん

獪岳(A)
「……不愉快だ」

珠世
「……え」

本当に不愉快だよ

愈史郎
「…な！獪岳、珠世様に向かってなんて事を！」

獪岳(A)
「鬼だからなんだ？
もうその言葉二度と言わないでくれと言った
はずだ！忘れたのか！！」

鬼だからといって傷つかないわけじゃない

苦しくないわけじゃない

だって鬼は人間だった者達だから……

心だってあるから、足掻いて苦しんでいる

少なくとも自分達はそうだと

そう教えてくれたのは珠世さんなのに！！

獪岳(A)
「炭治郎は大丈夫だ
いざとなったら俺が仕掛けてきた奴らの
首を切る
分かったら守られててくれ」

珠世
「……分かりました」


炭治郎side

来る！！

よけても、あの毬は曲がる！！

炭治郎
「全集中・水の呼吸」

拾ノ型で最速の突き技

炭治郎
「漆ノ型 雫波紋突き・曲」

…よし！毬を貫いた、これで

ブルブル

え？毬が震えてる

！？なぜ動くんだ、この毬

愈史郎さんに当たった時も不自然な

曲がり方をしていた

特別な回り方をしてるわけじゃないのに

これは…

血鬼術か

矢琶羽
「ん？朱紗丸よそちらにいるのは
"逃れ者"の珠世ではないか
これはいい手土産じゃ」

…！！

血をとってみせます！！→←見ぃつけた

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