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Aside
先輩はまだ帰らないのだろうか。
待っても来る気配がないから、一度覗いて見ようとドアを開けた。
「…っ！」
「あ。」
ドアを開けると目の前には大野先輩が立っていた。
びっくりした。
「Aちゃん、まだ残ってたんだ。もう帰る？」
「あ、はい。先輩は？」
「俺も帰るところだった。」
そう言って鍵をくるくると人差し指で回した。
細長く、だけどどこか男らしさを感じられる指、手に思わず魅入ってしまった。
「…おーい、大丈夫？」
「！す、すみません。大丈夫です。」
「そ？んじゃ、帰るかー。」
カバン持ってき？と机の上を指さした。
慌てて取りに行って、待ってくれている先輩の元へと小走りで向かう。
部屋から出ると大野先輩は慣れた手つきで鍵を閉める。
「先に行ってて。これ返してくるから。」
私の返事を聞くまでもなく、職員室の方向に行ってしまった。
後でお礼言わなきゃ。
そう思いながら、階段を降りて生徒玄関へと向かった。
続く (更新停止中)
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めーぷるちぃ(プロフ) - 翼彩さん» コメントありがとうございます。少し更新遅くなりますが、頑張ります。 (2019年9月1日 20時) (
レス) id: 2af76aec06 (このIDを非表示/違反報告)
翼彩 - 面白いです！更新頑張ってください (2019年8月31日 20時) (レス) id: ac9c4b5a84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めーぷるちぃ | 作成日時：2019年8月16日 18時
