恐 怖 症 と 障 害 起 こ し て 死 に た く な る 俺 《５》

も が い て も 手 に 入 ら な い 絆 ページ11

僕は、去年の今頃ぐらいに素晴らしい話を聞いた。そこには幸せに暮らす家族がいて

その家族はころされた。生き残った兄妹はお互いに協力して生きてきた。

お兄ちゃんが危険な目に遭うと妹は妹は命をかけて守ろうとし、

妹が危険な目に遭うとお兄ちゃんは命をかけて守ろうとした。

そんな絆が僕もほしかった。僕は長男で妹がいて同じだけど妹は兄に対して

いつもからかったりして傷つけてくる。それを僕は笑ってかえした。

もう二度と家族全員が揃う日はやってこないのはわかっているが、

少しでも多くの時間を笑って過ごすことが僕に出来る唯一のことだった。

マザコン、ファザコン、シスコンではない俺からすると

上のどれかにでも当てはまる人がうらやましかった。

俺は妹も良かったけど、優しいお兄ちゃんか可愛い弟も欲しかったなと思う。

それなら、俺だって兄弟を好きになれたなと思ってしまうから。

なんだか、もう疲れたな。色んなことに疲れた…………………

な お と の 過 去 を 暴 露 し ま す→←ミ ニ 社 会 見 学

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す